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2011年08月23日

放射線管理区域以上の汚染地域で暮らす福島の子どもたち、妊婦さん

今日、10キロ近い鉛の防護具を着て、放射線管理区域内で腹部大動脈瘤ステント留置の手術(今日は約3時間)を担当していて思いました。

福島県の子どもたちや妊婦さんは、こんな環境の中、24時間、普通に暮らしているんだよなぁって。

福島第一原発の爆発事故以来、20倍に引き上げられた放射線被曝の基準値。

福島県内の小中学校で、放射線管理区域以上(0.6マイクロシーベルト/時以上)となっている学校が、75%以上に上るそうです。

要は病院のカテ室の中で暮らしているようなもの。(基準値で言ったら放射線管理区域の6倍らしいです、暫定基準値20ミリシーベルト/年って)

ましてや放射線管理区域は18歳未満は健康への影響があるということで就労禁止になっているところに、小さな子どもや妊婦さんが普通に生活していて、かつ、24時間常に被曝。さらには病院の放射線管理区域ではありえない内部被曝というおまけつき。

こういう話をすると、有害という明確な根拠はないとか、言われがちですが、健康被害があるとかないとか、そういう話以前に 異常、ですよね。

私たちが働く手術室では、妊娠が発覚したり、不妊治療をしている人は、放射線管理区域に入るオペからははずされます。管理区域内にいてもプロテクターを着ているから、それほど浴びるわけではないのですが、それでも決して妊婦は入りません。

そんなのが常識だったところに、今の福島。

ありえない!!

というのが正直な感想。

おそらく、これは手術室看護師やカテ室ナースを含めて、医療者誰もが思う自然なインプレッションだと思うんですけど、どうでしょう?

科学的根拠がどうのこうとかそれ以前に「おかしいじゃん!」って話。


もともと一般市民が被曝することが許容されていた基準値は1mSv/年。それが20ミリに引き上げられたとき、世界中の有識者や学会から反発があったのはご存知のとおり。日本医師会も反対声明をだしています。

20ミリシーベルトに引き上げられた後の文部科学省と原子力安全委員会の会見を見ましたが、根拠ってなんにもないんですよね。

誰が決めたのかもうやむや。文科省は原子力安全委員会に相談して決めたというけど、原子力安全委員会はそれを認めていないと断言していたし、、、(Youtubeにもアップされてますが、こちらの解説ブログ記事、わかりやすいです。)



実際に健康被害があるかどうか、なんて科学的な議論には今はあまり興味がありません。そろそろ結果は出てくると思いますが、それが検証されて統計データとして出てくるのは何年か何十年後かの話。


いま、私が思うのは、これまでの私たちの常識からしてありえないことが行われているという事実への驚きだけです。

どう考えてもいいはずがない。私はそう確信しているのですが、看護職の皆さん、いかがでしょうか?




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2011年04月04日

被災地救護所、ノロウィルス対策

南三陸町の医療支援情報です。

避難所によってはノロウィルスの報告がちらほらとではじめていたので要注意で、救護所でも嘔吐で点滴や補液をする人が増えてきていています。アウトブレークしたら収拾がつかなくなるのは必至ですが、水が限られている以上、悩ましいところです。

現地にアルコール製剤はたくさん届いていて、仮設トイレの外には自由に使ってくださいということでおいてあるのですが、ノロにアルコールはあまり有効ではないという点が問題。(この点を知らない人も多いようです)

医療従事者の皆さんで、これから行かれる方がいたら、一般的なアルコール製剤ではなく、商品は限られますが、ノロに効く二酸化塩素の入った手指衛生剤を持っていくことをお勧めします。

医療者を媒介にして広がったら身も蓋もありませんので。

小さく小分けしていつもぶら下げておいて、すぐに使えるようにしておくのがポイントです。

※二酸化塩素手指洗浄剤は医薬品としては認可を取っていない民生品が主。そのため消毒という言葉は使わず除菌としているものがほとんどです。安全性という点で懸念がないわけではないので、その点、医療者としては要注意。一応ご自身で調べてみてください。

公衆衛生としてトイレの衛生状態については、ノロの兆しが見えたら、貴重な飲料水であっても手洗い用にまわすことを優先するよう現地の責任者に掛け合って、手洗い用水を確保+トイレ利用者への指導を行う必要もあるかもしれません。

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2011年04月03日

被災地医療支援

宮城県南三陸町の医療支援から戻ってきました。

目の当たりにした津波の惨状。戦後の焼け野原のよう。想像以上でした。あちこちにひしゃげたりひっくり返った車やトラックが倒れていて、家の2階部分だけが斜めに横たわっていたり、車がビルの3階に乗っかっていたり。

そんな惨状を潜り抜けた人たちは、避難所に身を寄せ、現実を生きていました。

私の仕事は津波でなくなった病院の機能の可及的代替。

「復興支援」や「救助」ではありません。

避難所に開設された臨時の診療所で、震災前からのニーズによる医療の提供。

電気や水道、十分や器材や器具もない中でできる限りのことを行う被災地医療支援。

また今度、書きます。



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2011年03月28日

震災地へ  〜 医療支援に行ってきます

結局、第二陣として私も駆り出されることになりました。

本日決定、明日は準備であさってから宮城へ医療支援に行ってきます。

血圧計と聴診器

マスコミと同じように最前線から退いたところに宿を取って、出張形式で医療支援に当たるチームも出てきているようですが、私たちは相変わらず被災者同様、体育館で寝袋に寝泊りしながらの活動になる模様。

うちは病院として単独の派遣のようなので、予算がない、というのが現実ですが、今後長期戦を見据えてどのような形に落ち着いていくんでしょうね。

今回のメンバーは誰が決めたのかわかりませんが、初対面同士かつ経験者、訓練受講者ゼロという超即席チームです。

当院でDMAT研修を受けている人たちは先発隊で行ってしまったので、このような形になったようで。

先発隊で流れができたかと思ったら、意外とそうでもなく、病院内での器材集めの責任者なども不在で「新しいチームの皆さんでやってください」と完全丸投げ。

そのスタンスがわかれば、答えや指示は待たずにこっちでどんどん進めていいんだと開き直ったら気が楽になりました。

医師は今日のミーティングには参加せず。

ロジスティクス担当の栄養課の事務職員さんは、元自衛隊員ということで頼りになりそう。

幸い、あしたの1日は準備で好きに使っていいよということなので、食料品買出しや院内での医薬品の準備など分担して、救急車に荷物を積み込む予定です。


行った先での活動は避難所での医療支援。出張で仮設の診療所を設置して外来診療を行うようです。

時期はすでに慢性期。

常用薬が切れたとか、不眠、感冒症状、鼻炎などが主訴で、すでに先発隊やそれ以前からのカルテもできているから、普通の外来診療的な感じのようです。

災害本部には医薬品は補充されているし、救急搬送車も待機しているので、重傷者がいた場合は後方へ送る体制もほぼ完備。

水が使えないとか、スタッフ側が不便な生活を余儀なくされる、という以外はそれほど特殊なことはないというのが先発隊からの引継ぎ。

避難されている方たちもどんどん県外へ移動をしつつあるので、こうした避難所ごとの臨時診療所も縮小化の傾向とか。

今後は長期的な活動にフォーカスをあてて、もう少し絞った形の援助になっていく模様です。


とりあえず、近況でした。



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2011年03月24日

災害支援ナースの心構え(準備 | その他)

この数日、災害支援活動/ボランティアにあたっての心構えや準備について、「アウトドア」の視点からあれこれ書かせてもらっていますが、これらは長年の趣味の登山/トレッキングの経験と、山岳診療所でのボランティア体験からのもの。

今回の東北地方という土地柄や被害状況を特別に加味したものではなく、一般的な話なので、その点、留意いただけたら幸いです。


さて、DMATの活躍する時期はとうに過ぎ、そろそろ民間のボランティアも現地入りできる状況が整いつつあるようです。

現地の受け入れ態勢が整ったとしても、やはり被災地に赴くときはいつも意識しておきたいのは「自己完結」の精神。

どなたかが書いてましたが、「自分の排泄物を持ち帰る覚悟がない人は、現地ではなく後方支援にあたるべき」というのが、自己完結の覚悟を端的に表していると思います。

この先はそこまで求められることはないかもしれませんが、「勘違い」からくる現地でのトラブルを避けるためにも、覚悟と準備、正しい知識は不可欠。「気持ち」だけでは迷惑で終わるパターンが多いというのは阪神大震災での教訓。


前回は、必要不可欠なヘッドライトの話を書きました。

今日は、その他のものについてざっと解説します。

・ヘッドライトと予備電池
・携帯電話と予備電池
・個人用ファーストエイドキット
・作業用皮手袋(軍手)
・ウェットティッシュ類(大判のものも)
・タオル類
・マスク
・ビニール袋多めに
・室内履きの靴

携帯電話と予備電池に関しては、通信網がダウンした状況ではどうしようもありませんが、使えていれば不安定な被災地での唯一の通信手段になるものですから、バッテリー対策はしっかり考えておいたほうがいいです。

単三乾電池2本から充電できるアクセサリーがありますし、太陽電池で充電できるものも2千円弱くらいで手に入ります。あとは手回しで充電できるというものもあったりします。

携帯電話はたとえ電波が入らなくても、ディスプレイが照明代わりになりますし、写真撮影用の白色LEDがついていればなおさら好都合。

iPhoneなどのスマートフォンであれば、「治療薬マニュアル」や点滴滴下数の計算など、現場でも使えるアプリが充実しているので、オフラインでも有効に使えます。今の時期、医薬品の添付文書や、「家庭の医学」などが無料でダウンロードできる特別措置がとられていますので、ミニパソコンともいうべきスマートフォンを最大限に活躍するべきです。

個人用ファーストエイドキットは must have です。

体調崩して戦力にならないだけではなく、現地の貴重な医薬品を使うなんて支援者には本末転倒。自分が使いそうな薬や医材は絶対に持っていきましょう。意外と重要なのが下剤です。慣れない生活で便秘はほぼ必発と思っていたほうがいいです。

ナースが現地に行った場合、DMAT活躍期以外は、救護所の衛生管理や健康管理、病院業務の補助などが多いと思いますが、軽作業ができるような準備として手袋は是非。普通の軍手でもいいですけど、お勧めは皮手袋。ホームセンターに行くと、300円くらいから安い作業用皮手袋が売っています。

ウェットティッシュは多めに。シャワーは浴びられない状況で体をさっぱりさせたいのであれば、赤ちゃんのお尻拭き用とか介護用の大判のウェットティッシュが便利。膀胱炎を防ぐためにもこのあたりは有効。トイレ事情の悪さから飲水を控えて尿路感染というのはウィルダネス・ファーストエイドでもありがちな大きなテーマですので、ナースの皆さんはくれぐれもご注意を。


ゴミは基本は持ち帰りと思っていたほうがいいです。なのでビニール袋は多めに。もって行く食品などは最初からゴミにならないように過剰包装は取っておくのもポイント。

被災地ある歩くにはトレッキングシューズなど、アウトドア用の靴がいいに決まっていますが、活動する場所は避難所の体育館など、室内が中心と思うと、室内履きも重要。持ち運びに便利なのはスリッパですが、やはりかかとのついた靴の方がいいんでしょうね。手っ取り早くはナースシューズ。



次回は、医療支援に必要な器材について書きます。





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2011年03月22日

災害支援ナースの心構え(準備編 | ヘッドランプ)

前回は、災害派遣時の持ち物をリストアップしましたが、今日はその解説を少々。

懐中電灯を持っていくことは誰もが考えると思いますが、有り合わせのものではなく、きちんとしたLEDヘッドランプを用意していくことをお勧めします。探検隊が頭につけるようなアレです。

大げさな感じがするかもしれませんが、一度使ってみれば、その価値はわかります。災害派遣に限らず、普段の防災グッズとしても有用ですから、安いものではありませんが、この機会に購入することをお勧めします。


私が長く愛用しているのは、こんなものです。

災害派遣ナースに必携のヘッドランプ

ペツルというフランスの業界老舗メーカーの定番商品。Tikka XPです。

ちっちゃいですが、相当明るいです。普通の白熱球の懐中電灯しか見たことない人がみたら驚くと思います。LEDは球切れはまずありませんし、電池の持ちも白熱球にくらべて格段に長いです。最長120時間、一番明るいモードでも60時間(メーカー公称値)

写真は旧タイプで、今売られているTikka XP 2は、小さな赤色LEDもついていて、夜ひっそりと荷物を整理するときなど他の人の迷惑にならなくて便利。避難所になっている体育館などでは赤色光が使えると便利と思います。ただ値段もグンと上がってしまったので、そこまでは必要かどうかは、、、 本来の目的ならシリーズの一番安いモデルか2番目あたりで十分。


電池が単4乾電池3本というちょっと微妙な感じですが、今回の買占め騒ぎでも単4は意外と売れ残っているのでちょうどいいです。予備電池1セット持っていけば1週間程度の通常の活動なら十分なはず。

日没が近づいたらヘッドライトは常に携帯しておきます。

小型なのでポケットにも入りますが、首に下げておくのがお勧め。ライトの角度が調整できるので首から提げた状態で前方を照らして夜道を歩くことも可能です。

逆に私はヘッドランプと言いつつも頭につけて使ったことはほとんどありません。

ヘッドライトというとなんとなく大げさで気恥ずかしい感じがあるかもしれませんが、実際はネックライトとしておしゃれ(?)に使えますヨ。

ちなみに夜、寝るときも首にかけたままにしておきます。余震など何があるかわかりませんので。軽いのでそれもさほど気になりません。




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2011年03月20日

災害支援ナースの心構え(準備編)

なんでも日本看護協会が向こう1ヶ月で1000人の災害支援ナースを被災地へ送り込むそうです。

私の勤務先病院にも県からの要請(命令?)で、急遽、昨日スタッフが病院の救急車で現地へ向かいました。

出動要請は突然に。

ということで、被災地へ赴く際の準備についていくらか書いてみようと思います。

最初にお断りしておきます。

私自身は看護協会に登録された災害支援ナースではありますが、派遣された経験はありません。

これから書くことは主に私のこれまでの登山やアウトドア経験から書いています。

参考程度にご覧くださいませ。


1.準備

災害支援は「自己完結」が原則です。

自己完結 ― どういうことかというと、衣食住すべて必要なものは持参して、現地に負担をかけない、ということです。

自分たちの食べ物は持参するのは当然だし、水もできる限り。ベッドで寝られるわけでもありませんので、寝袋や床に敷くマットも。

これらは現地の受け入れ態勢がどの程度かにもよりますが、はっきりしない場合はすべて自分たちで持っていくつもりでいた方がいいと思います。

大げさにいえば登山と一緒です。テントや炊事器具、寝袋、食料、水、着替えをすべて背中に背負っていく。それに加えて災害支援ですから、医療器具や衛生材料なども必要。

ということで、話としてはそれなりに大ごとです。

実際にいく場合は、おそらくチームでいくことになると思うので、チームとしてどこまで準備してくれるのか、という点は要確認です。

特に寝袋やテントなど特殊なものは組織として用意してくれると思いますが、要注意。

寝袋といってピンきり。夏用と冬用ではぜんぜん違いますが、準備した人はそこまで考えて準備してくれているのかなって。

また、寝る場所は被災者同様、床と思っていたほうがいいです。

寝袋で寝たことがある人は当然知っていますが、寝袋だけで床には寝れません。キャンプや登山ではポリウレタンの断熱マットを敷いた上に寝袋で寝ます。このマットが重要で、これがないと地面から冷気でまず寝られません。

このマット、意外と盲点で忘れられがち。

私だったらあらかじめ、寝袋とマットはあらかじめ確認させてもらうか、私物を持参をします。被災者も眠れない夜をすごしているかもしれませんが、笑顔を絶やさないためにも支援者は眠りにはこだわるべきだと思います。

そのほか、個人装備として用意したいものを列挙しますと、

・ヘッドライトと予備電池
・携帯電話と予備電池
・個人用ファーストエイドキット
・作業用皮手袋(軍手)
・ウェットティッシュ類(大判のものも)
・タオル類
・マスク
・ビニール袋多めに
・室内履きの靴


・「今日の治療薬」←薬の事典
・聴診器
・アネロイド血圧計(持っていれば)
・体温計
・はさみ
・サージカルテープ
・ディスポの手袋たくさん
・アルコール綿たくさん
・手指衛生のアルコールジェル
・太いマジック数本
・ガムテープ(布バンの方が便利)


個々を説明すると長くなるので、次回に譲りたいと思いますが、最後に大事な点をひとつだけ。


2.汚くても人は死なない

被災地でお風呂に入れるなんて思わないでください。シャワーだってないでしょう。任期は通常1週間程度ですが、その間は体を洗うことはできない覚悟でいましょう。

ナースは衛生観念は特に高い職種と思いますが、人間は意外と汚くても大丈夫な生き物です。夏山登山なんて毎日汗だくになりながらも水浴びもせずに1週間歩き続けるなんてザラですし、チベットの山岳民族ではそもそも入浴とか体を洗うという習慣がないなんて話も。

時期的にそう汗をかく季節ではないので、今回はさほど問題にならないかもしれませんが、気になる人は大きめのウェットティッシュを持っていって、こっそり体を拭くというのがお勧め。介護用とかベビー用に大きめのウェットティッシュがあります。100円ショップでも手に入ります。(ゴミは基本、持ち帰りのつもりでよろしく)

また、トイレも仮設で見た目が汚かったり、長蛇の列、水洗が機能していないなど問題はあるかと思います。だからといって、水分摂取を控えて排尿をセーブしたりすると特に女性の場合は膀胱炎など尿路感染のリスクが高くなります。また便秘も深刻な事態になりかねませんので、この点、特にご注意ください。

今回、かなりの人数が現地に派遣されるようなので、中には災害支援の訓練を受けていないまったく想定外のナースも現地に赴く可能性があります。

日ごろの衛生観念からするとびっくりするような現状かもしれませんが、そこはどうぞ現地の先達に習って、臨機応変に耐えてくださいね。


皆さんが笑顔で活動できることを応援しています。


また続き、書くかもしれません。また内容も追加の可能性あり、です。






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2011年08月23日

放射線管理区域以上の汚染地域で暮らす福島の子どもたち、妊婦さん

今日、10キロ近い鉛の防護具を着て、放射線管理区域内で腹部大動脈瘤ステント留置の手術(今日は約3時間)を担当していて思いました。

福島県の子どもたちや妊婦さんは、こんな環境の中、24時間、普通に暮らしているんだよなぁって。

福島第一原発の爆発事故以来、20倍に引き上げられた放射線被曝の基準値。

福島県内の小中学校で、放射線管理区域以上(0.6マイクロシーベルト/時以上)となっている学校が、75%以上に上るそうです。

要は病院のカテ室の中で暮らしているようなもの。(基準値で言ったら放射線管理区域の6倍らしいです、暫定基準値20ミリシーベルト/年って)

ましてや放射線管理区域は18歳未満は健康への影響があるということで就労禁止になっているところに、小さな子どもや妊婦さんが普通に生活していて、かつ、24時間常に被曝。さらには病院の放射線管理区域ではありえない内部被曝というおまけつき。

こういう話をすると、有害という明確な根拠はないとか、言われがちですが、健康被害があるとかないとか、そういう話以前に 異常、ですよね。

私たちが働く手術室では、妊娠が発覚したり、不妊治療をしている人は、放射線管理区域に入るオペからははずされます。管理区域内にいてもプロテクターを着ているから、それほど浴びるわけではないのですが、それでも決して妊婦は入りません。

そんなのが常識だったところに、今の福島。

ありえない!!

というのが正直な感想。

おそらく、これは手術室看護師やカテ室ナースを含めて、医療者誰もが思う自然なインプレッションだと思うんですけど、どうでしょう?

科学的根拠がどうのこうとかそれ以前に「おかしいじゃん!」って話。


もともと一般市民が被曝することが許容されていた基準値は1mSv/年。それが20ミリに引き上げられたとき、世界中の有識者や学会から反発があったのはご存知のとおり。日本医師会も反対声明をだしています。

20ミリシーベルトに引き上げられた後の文部科学省と原子力安全委員会の会見を見ましたが、根拠ってなんにもないんですよね。

誰が決めたのかもうやむや。文科省は原子力安全委員会に相談して決めたというけど、原子力安全委員会はそれを認めていないと断言していたし、、、(Youtubeにもアップされてますが、こちらの解説ブログ記事、わかりやすいです。)



実際に健康被害があるかどうか、なんて科学的な議論には今はあまり興味がありません。そろそろ結果は出てくると思いますが、それが検証されて統計データとして出てくるのは何年か何十年後かの話。


いま、私が思うのは、これまでの私たちの常識からしてありえないことが行われているという事実への驚きだけです。

どう考えてもいいはずがない。私はそう確信しているのですが、看護職の皆さん、いかがでしょうか?




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2011年04月04日

被災地救護所、ノロウィルス対策

南三陸町の医療支援情報です。

避難所によってはノロウィルスの報告がちらほらとではじめていたので要注意で、救護所でも嘔吐で点滴や補液をする人が増えてきていています。アウトブレークしたら収拾がつかなくなるのは必至ですが、水が限られている以上、悩ましいところです。

現地にアルコール製剤はたくさん届いていて、仮設トイレの外には自由に使ってくださいということでおいてあるのですが、ノロにアルコールはあまり有効ではないという点が問題。(この点を知らない人も多いようです)

医療従事者の皆さんで、これから行かれる方がいたら、一般的なアルコール製剤ではなく、商品は限られますが、ノロに効く二酸化塩素の入った手指衛生剤を持っていくことをお勧めします。

医療者を媒介にして広がったら身も蓋もありませんので。

小さく小分けしていつもぶら下げておいて、すぐに使えるようにしておくのがポイントです。

※二酸化塩素手指洗浄剤は医薬品としては認可を取っていない民生品が主。そのため消毒という言葉は使わず除菌としているものがほとんどです。安全性という点で懸念がないわけではないので、その点、医療者としては要注意。一応ご自身で調べてみてください。

公衆衛生としてトイレの衛生状態については、ノロの兆しが見えたら、貴重な飲料水であっても手洗い用にまわすことを優先するよう現地の責任者に掛け合って、手洗い用水を確保+トイレ利用者への指導を行う必要もあるかもしれません。

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2011年04月03日

被災地医療支援

宮城県南三陸町の医療支援から戻ってきました。

目の当たりにした津波の惨状。戦後の焼け野原のよう。想像以上でした。あちこちにひしゃげたりひっくり返った車やトラックが倒れていて、家の2階部分だけが斜めに横たわっていたり、車がビルの3階に乗っかっていたり。

そんな惨状を潜り抜けた人たちは、避難所に身を寄せ、現実を生きていました。

私の仕事は津波でなくなった病院の機能の可及的代替。

「復興支援」や「救助」ではありません。

避難所に開設された臨時の診療所で、震災前からのニーズによる医療の提供。

電気や水道、十分や器材や器具もない中でできる限りのことを行う被災地医療支援。

また今度、書きます。



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2011年03月28日

震災地へ  〜 医療支援に行ってきます

結局、第二陣として私も駆り出されることになりました。

本日決定、明日は準備であさってから宮城へ医療支援に行ってきます。

血圧計と聴診器

マスコミと同じように最前線から退いたところに宿を取って、出張形式で医療支援に当たるチームも出てきているようですが、私たちは相変わらず被災者同様、体育館で寝袋に寝泊りしながらの活動になる模様。

うちは病院として単独の派遣のようなので、予算がない、というのが現実ですが、今後長期戦を見据えてどのような形に落ち着いていくんでしょうね。

今回のメンバーは誰が決めたのかわかりませんが、初対面同士かつ経験者、訓練受講者ゼロという超即席チームです。

当院でDMAT研修を受けている人たちは先発隊で行ってしまったので、このような形になったようで。

先発隊で流れができたかと思ったら、意外とそうでもなく、病院内での器材集めの責任者なども不在で「新しいチームの皆さんでやってください」と完全丸投げ。

そのスタンスがわかれば、答えや指示は待たずにこっちでどんどん進めていいんだと開き直ったら気が楽になりました。

医師は今日のミーティングには参加せず。

ロジスティクス担当の栄養課の事務職員さんは、元自衛隊員ということで頼りになりそう。

幸い、あしたの1日は準備で好きに使っていいよということなので、食料品買出しや院内での医薬品の準備など分担して、救急車に荷物を積み込む予定です。


行った先での活動は避難所での医療支援。出張で仮設の診療所を設置して外来診療を行うようです。

時期はすでに慢性期。

常用薬が切れたとか、不眠、感冒症状、鼻炎などが主訴で、すでに先発隊やそれ以前からのカルテもできているから、普通の外来診療的な感じのようです。

災害本部には医薬品は補充されているし、救急搬送車も待機しているので、重傷者がいた場合は後方へ送る体制もほぼ完備。

水が使えないとか、スタッフ側が不便な生活を余儀なくされる、という以外はそれほど特殊なことはないというのが先発隊からの引継ぎ。

避難されている方たちもどんどん県外へ移動をしつつあるので、こうした避難所ごとの臨時診療所も縮小化の傾向とか。

今後は長期的な活動にフォーカスをあてて、もう少し絞った形の援助になっていく模様です。


とりあえず、近況でした。



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2011年03月24日

災害支援ナースの心構え(準備 | その他)

この数日、災害支援活動/ボランティアにあたっての心構えや準備について、「アウトドア」の視点からあれこれ書かせてもらっていますが、これらは長年の趣味の登山/トレッキングの経験と、山岳診療所でのボランティア体験からのもの。

今回の東北地方という土地柄や被害状況を特別に加味したものではなく、一般的な話なので、その点、留意いただけたら幸いです。


さて、DMATの活躍する時期はとうに過ぎ、そろそろ民間のボランティアも現地入りできる状況が整いつつあるようです。

現地の受け入れ態勢が整ったとしても、やはり被災地に赴くときはいつも意識しておきたいのは「自己完結」の精神。

どなたかが書いてましたが、「自分の排泄物を持ち帰る覚悟がない人は、現地ではなく後方支援にあたるべき」というのが、自己完結の覚悟を端的に表していると思います。

この先はそこまで求められることはないかもしれませんが、「勘違い」からくる現地でのトラブルを避けるためにも、覚悟と準備、正しい知識は不可欠。「気持ち」だけでは迷惑で終わるパターンが多いというのは阪神大震災での教訓。


前回は、必要不可欠なヘッドライトの話を書きました。

今日は、その他のものについてざっと解説します。

・ヘッドライトと予備電池
・携帯電話と予備電池
・個人用ファーストエイドキット
・作業用皮手袋(軍手)
・ウェットティッシュ類(大判のものも)
・タオル類
・マスク
・ビニール袋多めに
・室内履きの靴

携帯電話と予備電池に関しては、通信網がダウンした状況ではどうしようもありませんが、使えていれば不安定な被災地での唯一の通信手段になるものですから、バッテリー対策はしっかり考えておいたほうがいいです。

単三乾電池2本から充電できるアクセサリーがありますし、太陽電池で充電できるものも2千円弱くらいで手に入ります。あとは手回しで充電できるというものもあったりします。

携帯電話はたとえ電波が入らなくても、ディスプレイが照明代わりになりますし、写真撮影用の白色LEDがついていればなおさら好都合。

iPhoneなどのスマートフォンであれば、「治療薬マニュアル」や点滴滴下数の計算など、現場でも使えるアプリが充実しているので、オフラインでも有効に使えます。今の時期、医薬品の添付文書や、「家庭の医学」などが無料でダウンロードできる特別措置がとられていますので、ミニパソコンともいうべきスマートフォンを最大限に活躍するべきです。

個人用ファーストエイドキットは must have です。

体調崩して戦力にならないだけではなく、現地の貴重な医薬品を使うなんて支援者には本末転倒。自分が使いそうな薬や医材は絶対に持っていきましょう。意外と重要なのが下剤です。慣れない生活で便秘はほぼ必発と思っていたほうがいいです。

ナースが現地に行った場合、DMAT活躍期以外は、救護所の衛生管理や健康管理、病院業務の補助などが多いと思いますが、軽作業ができるような準備として手袋は是非。普通の軍手でもいいですけど、お勧めは皮手袋。ホームセンターに行くと、300円くらいから安い作業用皮手袋が売っています。

ウェットティッシュは多めに。シャワーは浴びられない状況で体をさっぱりさせたいのであれば、赤ちゃんのお尻拭き用とか介護用の大判のウェットティッシュが便利。膀胱炎を防ぐためにもこのあたりは有効。トイレ事情の悪さから飲水を控えて尿路感染というのはウィルダネス・ファーストエイドでもありがちな大きなテーマですので、ナースの皆さんはくれぐれもご注意を。


ゴミは基本は持ち帰りと思っていたほうがいいです。なのでビニール袋は多めに。もって行く食品などは最初からゴミにならないように過剰包装は取っておくのもポイント。

被災地ある歩くにはトレッキングシューズなど、アウトドア用の靴がいいに決まっていますが、活動する場所は避難所の体育館など、室内が中心と思うと、室内履きも重要。持ち運びに便利なのはスリッパですが、やはりかかとのついた靴の方がいいんでしょうね。手っ取り早くはナースシューズ。



次回は、医療支援に必要な器材について書きます。





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2011年03月22日

災害支援ナースの心構え(準備編 | ヘッドランプ)

前回は、災害派遣時の持ち物をリストアップしましたが、今日はその解説を少々。

懐中電灯を持っていくことは誰もが考えると思いますが、有り合わせのものではなく、きちんとしたLEDヘッドランプを用意していくことをお勧めします。探検隊が頭につけるようなアレです。

大げさな感じがするかもしれませんが、一度使ってみれば、その価値はわかります。災害派遣に限らず、普段の防災グッズとしても有用ですから、安いものではありませんが、この機会に購入することをお勧めします。


私が長く愛用しているのは、こんなものです。

災害派遣ナースに必携のヘッドランプ

ペツルというフランスの業界老舗メーカーの定番商品。Tikka XPです。

ちっちゃいですが、相当明るいです。普通の白熱球の懐中電灯しか見たことない人がみたら驚くと思います。LEDは球切れはまずありませんし、電池の持ちも白熱球にくらべて格段に長いです。最長120時間、一番明るいモードでも60時間(メーカー公称値)

写真は旧タイプで、今売られているTikka XP 2は、小さな赤色LEDもついていて、夜ひっそりと荷物を整理するときなど他の人の迷惑にならなくて便利。避難所になっている体育館などでは赤色光が使えると便利と思います。ただ値段もグンと上がってしまったので、そこまでは必要かどうかは、、、 本来の目的ならシリーズの一番安いモデルか2番目あたりで十分。


電池が単4乾電池3本というちょっと微妙な感じですが、今回の買占め騒ぎでも単4は意外と売れ残っているのでちょうどいいです。予備電池1セット持っていけば1週間程度の通常の活動なら十分なはず。

日没が近づいたらヘッドライトは常に携帯しておきます。

小型なのでポケットにも入りますが、首に下げておくのがお勧め。ライトの角度が調整できるので首から提げた状態で前方を照らして夜道を歩くことも可能です。

逆に私はヘッドランプと言いつつも頭につけて使ったことはほとんどありません。

ヘッドライトというとなんとなく大げさで気恥ずかしい感じがあるかもしれませんが、実際はネックライトとしておしゃれ(?)に使えますヨ。

ちなみに夜、寝るときも首にかけたままにしておきます。余震など何があるかわかりませんので。軽いのでそれもさほど気になりません。




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2011年03月20日

災害支援ナースの心構え(準備編)

なんでも日本看護協会が向こう1ヶ月で1000人の災害支援ナースを被災地へ送り込むそうです。

私の勤務先病院にも県からの要請(命令?)で、急遽、昨日スタッフが病院の救急車で現地へ向かいました。

出動要請は突然に。

ということで、被災地へ赴く際の準備についていくらか書いてみようと思います。

最初にお断りしておきます。

私自身は看護協会に登録された災害支援ナースではありますが、派遣された経験はありません。

これから書くことは主に私のこれまでの登山やアウトドア経験から書いています。

参考程度にご覧くださいませ。


1.準備

災害支援は「自己完結」が原則です。

自己完結 ― どういうことかというと、衣食住すべて必要なものは持参して、現地に負担をかけない、ということです。

自分たちの食べ物は持参するのは当然だし、水もできる限り。ベッドで寝られるわけでもありませんので、寝袋や床に敷くマットも。

これらは現地の受け入れ態勢がどの程度かにもよりますが、はっきりしない場合はすべて自分たちで持っていくつもりでいた方がいいと思います。

大げさにいえば登山と一緒です。テントや炊事器具、寝袋、食料、水、着替えをすべて背中に背負っていく。それに加えて災害支援ですから、医療器具や衛生材料なども必要。

ということで、話としてはそれなりに大ごとです。

実際にいく場合は、おそらくチームでいくことになると思うので、チームとしてどこまで準備してくれるのか、という点は要確認です。

特に寝袋やテントなど特殊なものは組織として用意してくれると思いますが、要注意。

寝袋といってピンきり。夏用と冬用ではぜんぜん違いますが、準備した人はそこまで考えて準備してくれているのかなって。

また、寝る場所は被災者同様、床と思っていたほうがいいです。

寝袋で寝たことがある人は当然知っていますが、寝袋だけで床には寝れません。キャンプや登山ではポリウレタンの断熱マットを敷いた上に寝袋で寝ます。このマットが重要で、これがないと地面から冷気でまず寝られません。

このマット、意外と盲点で忘れられがち。

私だったらあらかじめ、寝袋とマットはあらかじめ確認させてもらうか、私物を持参をします。被災者も眠れない夜をすごしているかもしれませんが、笑顔を絶やさないためにも支援者は眠りにはこだわるべきだと思います。

そのほか、個人装備として用意したいものを列挙しますと、

・ヘッドライトと予備電池
・携帯電話と予備電池
・個人用ファーストエイドキット
・作業用皮手袋(軍手)
・ウェットティッシュ類(大判のものも)
・タオル類
・マスク
・ビニール袋多めに
・室内履きの靴


・「今日の治療薬」←薬の事典
・聴診器
・アネロイド血圧計(持っていれば)
・体温計
・はさみ
・サージカルテープ
・ディスポの手袋たくさん
・アルコール綿たくさん
・手指衛生のアルコールジェル
・太いマジック数本
・ガムテープ(布バンの方が便利)


個々を説明すると長くなるので、次回に譲りたいと思いますが、最後に大事な点をひとつだけ。


2.汚くても人は死なない

被災地でお風呂に入れるなんて思わないでください。シャワーだってないでしょう。任期は通常1週間程度ですが、その間は体を洗うことはできない覚悟でいましょう。

ナースは衛生観念は特に高い職種と思いますが、人間は意外と汚くても大丈夫な生き物です。夏山登山なんて毎日汗だくになりながらも水浴びもせずに1週間歩き続けるなんてザラですし、チベットの山岳民族ではそもそも入浴とか体を洗うという習慣がないなんて話も。

時期的にそう汗をかく季節ではないので、今回はさほど問題にならないかもしれませんが、気になる人は大きめのウェットティッシュを持っていって、こっそり体を拭くというのがお勧め。介護用とかベビー用に大きめのウェットティッシュがあります。100円ショップでも手に入ります。(ゴミは基本、持ち帰りのつもりでよろしく)

また、トイレも仮設で見た目が汚かったり、長蛇の列、水洗が機能していないなど問題はあるかと思います。だからといって、水分摂取を控えて排尿をセーブしたりすると特に女性の場合は膀胱炎など尿路感染のリスクが高くなります。また便秘も深刻な事態になりかねませんので、この点、特にご注意ください。

今回、かなりの人数が現地に派遣されるようなので、中には災害支援の訓練を受けていないまったく想定外のナースも現地に赴く可能性があります。

日ごろの衛生観念からするとびっくりするような現状かもしれませんが、そこはどうぞ現地の先達に習って、臨機応変に耐えてくださいね。


皆さんが笑顔で活動できることを応援しています。


また続き、書くかもしれません。また内容も追加の可能性あり、です。






posted by Metzenbaum at 23:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 災害支援/ボランティア