【ブログ移転のお知らせ】

引っ越しました。

【新】オペナース養成講座|https://or-nurse.com/

3秒後に自動的に新サイトの当該ページへ移動します。(2019.1.18)

2007年06月12日

針刺し事故

このまえ、「針刺し」をやってしまいました。

患者さんの心拍が下がって、急いでアトロピンをシリンジに吸おうとしたら、アンプルを持っている指をブスッと。

これまで縫合針では何度かありましたが、注射針で自分を指してしまったのは初めて。

やっぱり慌ててるとダメですね。


注射針での針刺しというと、リキャップのことがよく言われますが、考えてみると、1ml程度の小さなアンプルから薬液を吸うときも、動作的にはほとんどリキャップとおんなじ。

むしろリキャップより口が小さくて危ないのかも。

でもアンプルから薬液を吸う動作についてはあまり問題にされているのを聞いたことがないよなぁ。

アンプルから薬液を吸い取るときは、採血などと違って、血液汚染された針ではないから、問題ないということなんでしょうか?

アトロピンとかエフェドリン、ボスミンなどは、小さいアンプルながら急いで使うことが多いだけに、針刺し事故がたくさん起きていそう。

あ、そっか、だからエピクイックとか、プレフィルタイプの薬剤ができてきたのか。。。

スイマセン、ひとり納得でお終いです(^^;
posted by Metzenbaum at 10:24| Comment(16) | TrackBack(1) | ope室以外の医療ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 針刺し、やった後ってすごくがっかりしますよね。うちの病院では、針刺しの防止のために、輸液ラインはクローズドで、薬液を吸い上げるときは、針ではなくて、専用のプラスチックの針バージョン?(バイアクセスって言うもの)を使ってます。
 各自の、注意力じゃ限界がありますよね。看護部からの一斉のお達しだったのでどの部署でも一斉にかわりました。(でも、オペ室はおくれてて最近やっと、みんなそっちで吸い上げるようになりましたが)

つい、一筆書いてしましました。
Posted by チロ at 2007年06月12日 21:21
 タイムリーですね.僕も昨日の手術でやられました.Eメスの,先のとがったヤツでザクッと...やられました.

 お互いよそ見は禁物ですし,ちゃんと見ていても術野とか狭くて器材が散乱していると,やりやすいですし,やられやすいですね.気をつけましょう.
Posted by mimimi at 2007年06月13日 06:36
針刺し、わたしも何回もやってます…!そのたびに、がっっくしきます。急いでると、あせって手が震えてしまうんですよね。私が勤務しているOPE室では、アトクイック、エピクイック、アトロピン0.05%シリンジが入ってますが結構便利ですよ!
Posted by ジョセフィン at 2007年06月13日 22:01
チロさん、吸い上げ専用の軟性針なんてものがあるんですね!
知りませんでした。
コスト的にはどうなんだろう? ふだん吸い上げ用に使っている18G針
よりはきっと高いんだろうなぁ。
オペ室では薬剤準備は基本的に麻酔科医の仕事なので、麻酔科医の
強い押しがないかぎり、導入はちょっと難しいかもしれないけど、
ちょっと調べてみようと思います。情報ありがとうございました。

mimimiさん、Eメスって電気メスのことですか? 確かに口腔外科では
先が針みたいな電メスを使ってますよね。うちでは小さな手術では器械出しNs
がつかずにDr.だけでやることがありますが、その場合の器械台の上の乱雑ぶり
はそれはそれは見事。安全を守るためにも、器械台整理係としてナースは
やっぱり必要だよなぁと思います(笑)

ジョセフィンさん、焦って手が震えるっていうの、ありますよね。
特に術野から外回りの差し出すアンプルから薬を吸い上げるとき、
笑ってしまうくらいに手が震えて外回りさんの手を刺しそうになったことも(^^ゞ
Posted by 管理人 at 2007年06月16日 14:55
針刺し、私も就職して初めてこの間やってしまいました。ホント、あれって落ち込みますよね。
私の病院はリキャップによる針刺しが病棟で多いとのことで、今、イントロキャスという
サーフローみたいなものが試供品で入ってきています。1回内筒から針を抜くと。安全装置みたいなのが広がって、2度と内筒の中に針が入らないようになっているものです。
ただ、現場のスタッフには、今のところ不評で、血管確保しにくいといわれております。

管理人さんが言ってる様に、術やから外回りの差し出すアンプルから薬を吸い上げるとき、ほんと手が震えて、外回りさんの手をさしそうになったことも何回もあります。あれの緊張はなんなんでしょうね(笑)
Posted by アンジー at 2007年06月16日 22:29
 はい,電気メスの事を当院では普通にEメスって呼んでいます.
 先が平たくて長いのと,針のようにとがったのをよく使います.

 当院でも手洗いした看護師はつかず,歯科医師だけで行います.同じような手術でも耳鼻科はDr2人,Ns1人で行い,口外はDrだけ3〜4人でします.

 麻酔をしていた頃は,アンプルを吸う時の針刺しはした事無いのですが,アトロピンなどの小さいアンプルを開封する時に,本体そのものを握りつぶした事があります.アンプルのクビをおるのと同時に,本体も グシャッ って.痛かったです...
Posted by mimimi at 2007年06月17日 06:24
アンジーさん、安全装置付きの留置針、うちの病院でも試供品として
はいったことがありましたが、使い勝手が悪いということで
即不採用でした。

リキャップをしないというたかだかそれだけのために、
コストかけすぎ! と思うのですが、実際に商品化されているんですよねぇ。不思議。

mimimiさん、アンプルを指で握りつぶす!?
想像しただけで痛そうですね〜(^^;
しばらく手洗いできなくなっちゃいそう、、、
Posted by 管理人 at 2007年06月30日 14:34
初めまして。凄く勉強になるブログですね。検索サイトからたまたま発見して、感動してしまいました☆

で、安全装置付留置針についてですが、各社色々発売していて、それぞれに使い勝手や切れ味が微妙に異なるみたいですね。
ただ、保険償還価格は従来品が98円、安全装置付は115円となっており、行政としても針刺し事故を減らすために若干優遇してあります。

でも管理人さんのおっしゃる通りコスト高になることに安易に流されず、まずは小容量型針捨BOX使用の徹底等、先にやるべきことを実践していくことが大切ではないかと・・・
Posted by とりあたま at 2007年07月13日 09:07
とりあたまさん、はじめまして。
励みになるコメントありがとうございました。

安全装置付留置針の償還価格なんてものがあったんですね。知りませんでした!
留置針に関してはその場で捨てればいいだけですけど、オペ室的に問題になるのは術野で使う局所麻酔なんです。一回使ったらお終いというわけではなく、術中、必要に応じてなんども使うものなので、剥き出しの針を器械台の上に置いておくのとリキャップした方がどちらが安全なのかという問題。

この辺は病棟のことしか考えない病院上層部が理解してくれないところなんですよねぇ。
Posted by 管理人 at 2007年07月15日 00:56
アメリカですと針刺しでエイズの危険がありますから徹底しています。まず針は使った後全てスポンジに刺します。スポンジは手術台の上に固定してあり、そこに使用後は全て刺します。台の上に置いたり、キャップを閉めようとした時が危ないんですね。
これはいずれブログでも記事にしようと思います。
Posted by Taichan at 2007年07月16日 04:17
そっか、スポンジを固定してしまえばいいんですね。そうすれば片手で操作できるし。。。単純なことだけど気付きませんでした。ありがとうございます、 Taichanさん。
Posted by 管理人 at 2007年07月21日 02:20
私のブログ「マイアミの青い空」で紹介しましたので参考になれば幸いです。
Posted by Taichan at 2007年07月23日 10:09
Taichanさん、関連ブログ記事、読ませていただきました。

アメリカでの取り組み&各種研究データ、参考になりました。アメリカと日本の針刺し事件数の違いには安全装置着き留置針が関係しているというデータがあるのは知りませんでした。

日本でも躍起になってそれらを普及させようとしているのはこうした根拠に基づくものだったんですね。

サンダル履きの問題点も興味深かったです。うちのオペ室はいまだにサンダルです。幸いメスを落として足にさしたなんて事例はありませんが、改善を考えるべきですね。
Posted by Metzenbaum@管理人 at 2007年07月29日 10:05
針について教えて頂きたいのですが、オリエンテーションでは、丸針は組織などに使用しダイヤモンド持針器でかんで 角針は皮膚などに使用しマッチュウでかんで使用すると 教えて貰ったんですが、直接介助につくようになって必ずしもそうとは限らず、いま頭の中は混乱しています。どういった時・場所ではこう使うといったように詳しく教えてください。
Posted by 姫丸 at 2008年05月21日 18:23
角針/丸針と持針器の使い分けの原則はそうですけど、あまりしっかりした使い分けはされていないのが現状かも知れませんね。

丸針をマチュー持針器で把持するのはさほど問題はありません。気をつけなくちゃいけないのは逆です。先が繊細なダイヤモンド持針器で角7くらいの大きな針を掴んでガシガシ縫っていくとダイヤモンドチップが見る見る摩耗してしまいます。

繊細な作業用に作られた器械で粗雑な操作をしてはいけないということ。そんな風に理解したらどうでしょう?
Posted by 管理人 at 2008年05月26日 01:22
今、タイで医療事故のデータをとっています。とくに針刺しの件数を収集しているのですが、他の国のデータよりもかなり低いのです。逆にインドやパキスタンは ほぼ全スタッフが針刺しを経験しています。ポイントはレポートしているか していないか。のちがいに思います。日本では針刺しは 労災扱いですべてサポートしてくれますが(もちろん治療薬のない感染症もありますが。)、タイでは病院によっては なにもカバーしないところもあり、看護師の針刺しへの認識や予防
・治療の必要性の認識はいまだ浸透していないように感じます。
Posted by ばんこく at 2010年12月26日 23:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

針刺し事故予防
Excerpt: 針刺し事故=針刺し損傷(Needle Stick Injury)は,注射針のリキャップ時が最も多く,原則としてリキャップは行わないのが原則となっています。我々の施設では片手で操作が出来、リキャップをし..
Weblog: マイアミの青い空
Tracked: 2007-07-23 10:10
2007年06月12日

針刺し事故

このまえ、「針刺し」をやってしまいました。

患者さんの心拍が下がって、急いでアトロピンをシリンジに吸おうとしたら、アンプルを持っている指をブスッと。

これまで縫合針では何度かありましたが、注射針で自分を指してしまったのは初めて。

やっぱり慌ててるとダメですね。


注射針での針刺しというと、リキャップのことがよく言われますが、考えてみると、1ml程度の小さなアンプルから薬液を吸うときも、動作的にはほとんどリキャップとおんなじ。

むしろリキャップより口が小さくて危ないのかも。

でもアンプルから薬液を吸う動作についてはあまり問題にされているのを聞いたことがないよなぁ。

アンプルから薬液を吸い取るときは、採血などと違って、血液汚染された針ではないから、問題ないということなんでしょうか?

アトロピンとかエフェドリン、ボスミンなどは、小さいアンプルながら急いで使うことが多いだけに、針刺し事故がたくさん起きていそう。

あ、そっか、だからエピクイックとか、プレフィルタイプの薬剤ができてきたのか。。。

スイマセン、ひとり納得でお終いです(^^;
posted by Metzenbaum at 10:24 | Comment(16) | TrackBack(1) | ope室以外の医療ネタ
この記事へのコメント
 針刺し、やった後ってすごくがっかりしますよね。うちの病院では、針刺しの防止のために、輸液ラインはクローズドで、薬液を吸い上げるときは、針ではなくて、専用のプラスチックの針バージョン?(バイアクセスって言うもの)を使ってます。
 各自の、注意力じゃ限界がありますよね。看護部からの一斉のお達しだったのでどの部署でも一斉にかわりました。(でも、オペ室はおくれてて最近やっと、みんなそっちで吸い上げるようになりましたが)

つい、一筆書いてしましました。
Posted by チロ at 2007年06月12日 21:21
 タイムリーですね.僕も昨日の手術でやられました.Eメスの,先のとがったヤツでザクッと...やられました.

 お互いよそ見は禁物ですし,ちゃんと見ていても術野とか狭くて器材が散乱していると,やりやすいですし,やられやすいですね.気をつけましょう.
Posted by mimimi at 2007年06月13日 06:36
針刺し、わたしも何回もやってます…!そのたびに、がっっくしきます。急いでると、あせって手が震えてしまうんですよね。私が勤務しているOPE室では、アトクイック、エピクイック、アトロピン0.05%シリンジが入ってますが結構便利ですよ!
Posted by ジョセフィン at 2007年06月13日 22:01
チロさん、吸い上げ専用の軟性針なんてものがあるんですね!
知りませんでした。
コスト的にはどうなんだろう? ふだん吸い上げ用に使っている18G針
よりはきっと高いんだろうなぁ。
オペ室では薬剤準備は基本的に麻酔科医の仕事なので、麻酔科医の
強い押しがないかぎり、導入はちょっと難しいかもしれないけど、
ちょっと調べてみようと思います。情報ありがとうございました。

mimimiさん、Eメスって電気メスのことですか? 確かに口腔外科では
先が針みたいな電メスを使ってますよね。うちでは小さな手術では器械出しNs
がつかずにDr.だけでやることがありますが、その場合の器械台の上の乱雑ぶり
はそれはそれは見事。安全を守るためにも、器械台整理係としてナースは
やっぱり必要だよなぁと思います(笑)

ジョセフィンさん、焦って手が震えるっていうの、ありますよね。
特に術野から外回りの差し出すアンプルから薬を吸い上げるとき、
笑ってしまうくらいに手が震えて外回りさんの手を刺しそうになったことも(^^ゞ
Posted by 管理人 at 2007年06月16日 14:55
針刺し、私も就職して初めてこの間やってしまいました。ホント、あれって落ち込みますよね。
私の病院はリキャップによる針刺しが病棟で多いとのことで、今、イントロキャスという
サーフローみたいなものが試供品で入ってきています。1回内筒から針を抜くと。安全装置みたいなのが広がって、2度と内筒の中に針が入らないようになっているものです。
ただ、現場のスタッフには、今のところ不評で、血管確保しにくいといわれております。

管理人さんが言ってる様に、術やから外回りの差し出すアンプルから薬を吸い上げるとき、ほんと手が震えて、外回りさんの手をさしそうになったことも何回もあります。あれの緊張はなんなんでしょうね(笑)
Posted by アンジー at 2007年06月16日 22:29
 はい,電気メスの事を当院では普通にEメスって呼んでいます.
 先が平たくて長いのと,針のようにとがったのをよく使います.

 当院でも手洗いした看護師はつかず,歯科医師だけで行います.同じような手術でも耳鼻科はDr2人,Ns1人で行い,口外はDrだけ3〜4人でします.

 麻酔をしていた頃は,アンプルを吸う時の針刺しはした事無いのですが,アトロピンなどの小さいアンプルを開封する時に,本体そのものを握りつぶした事があります.アンプルのクビをおるのと同時に,本体も グシャッ って.痛かったです...
Posted by mimimi at 2007年06月17日 06:24
アンジーさん、安全装置付きの留置針、うちの病院でも試供品として
はいったことがありましたが、使い勝手が悪いということで
即不採用でした。

リキャップをしないというたかだかそれだけのために、
コストかけすぎ! と思うのですが、実際に商品化されているんですよねぇ。不思議。

mimimiさん、アンプルを指で握りつぶす!?
想像しただけで痛そうですね〜(^^;
しばらく手洗いできなくなっちゃいそう、、、
Posted by 管理人 at 2007年06月30日 14:34
初めまして。凄く勉強になるブログですね。検索サイトからたまたま発見して、感動してしまいました☆

で、安全装置付留置針についてですが、各社色々発売していて、それぞれに使い勝手や切れ味が微妙に異なるみたいですね。
ただ、保険償還価格は従来品が98円、安全装置付は115円となっており、行政としても針刺し事故を減らすために若干優遇してあります。

でも管理人さんのおっしゃる通りコスト高になることに安易に流されず、まずは小容量型針捨BOX使用の徹底等、先にやるべきことを実践していくことが大切ではないかと・・・
Posted by とりあたま at 2007年07月13日 09:07
とりあたまさん、はじめまして。
励みになるコメントありがとうございました。

安全装置付留置針の償還価格なんてものがあったんですね。知りませんでした!
留置針に関してはその場で捨てればいいだけですけど、オペ室的に問題になるのは術野で使う局所麻酔なんです。一回使ったらお終いというわけではなく、術中、必要に応じてなんども使うものなので、剥き出しの針を器械台の上に置いておくのとリキャップした方がどちらが安全なのかという問題。

この辺は病棟のことしか考えない病院上層部が理解してくれないところなんですよねぇ。
Posted by 管理人 at 2007年07月15日 00:56
アメリカですと針刺しでエイズの危険がありますから徹底しています。まず針は使った後全てスポンジに刺します。スポンジは手術台の上に固定してあり、そこに使用後は全て刺します。台の上に置いたり、キャップを閉めようとした時が危ないんですね。
これはいずれブログでも記事にしようと思います。
Posted by Taichan at 2007年07月16日 04:17
そっか、スポンジを固定してしまえばいいんですね。そうすれば片手で操作できるし。。。単純なことだけど気付きませんでした。ありがとうございます、 Taichanさん。
Posted by 管理人 at 2007年07月21日 02:20
私のブログ「マイアミの青い空」で紹介しましたので参考になれば幸いです。
Posted by Taichan at 2007年07月23日 10:09
Taichanさん、関連ブログ記事、読ませていただきました。

アメリカでの取り組み&各種研究データ、参考になりました。アメリカと日本の針刺し事件数の違いには安全装置着き留置針が関係しているというデータがあるのは知りませんでした。

日本でも躍起になってそれらを普及させようとしているのはこうした根拠に基づくものだったんですね。

サンダル履きの問題点も興味深かったです。うちのオペ室はいまだにサンダルです。幸いメスを落として足にさしたなんて事例はありませんが、改善を考えるべきですね。
Posted by Metzenbaum@管理人 at 2007年07月29日 10:05
針について教えて頂きたいのですが、オリエンテーションでは、丸針は組織などに使用しダイヤモンド持針器でかんで 角針は皮膚などに使用しマッチュウでかんで使用すると 教えて貰ったんですが、直接介助につくようになって必ずしもそうとは限らず、いま頭の中は混乱しています。どういった時・場所ではこう使うといったように詳しく教えてください。
Posted by 姫丸 at 2008年05月21日 18:23
角針/丸針と持針器の使い分けの原則はそうですけど、あまりしっかりした使い分けはされていないのが現状かも知れませんね。

丸針をマチュー持針器で把持するのはさほど問題はありません。気をつけなくちゃいけないのは逆です。先が繊細なダイヤモンド持針器で角7くらいの大きな針を掴んでガシガシ縫っていくとダイヤモンドチップが見る見る摩耗してしまいます。

繊細な作業用に作られた器械で粗雑な操作をしてはいけないということ。そんな風に理解したらどうでしょう?
Posted by 管理人 at 2008年05月26日 01:22
今、タイで医療事故のデータをとっています。とくに針刺しの件数を収集しているのですが、他の国のデータよりもかなり低いのです。逆にインドやパキスタンは ほぼ全スタッフが針刺しを経験しています。ポイントはレポートしているか していないか。のちがいに思います。日本では針刺しは 労災扱いですべてサポートしてくれますが(もちろん治療薬のない感染症もありますが。)、タイでは病院によっては なにもカバーしないところもあり、看護師の針刺しへの認識や予防
・治療の必要性の認識はいまだ浸透していないように感じます。
Posted by ばんこく at 2010年12月26日 23:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

針刺し事故予防
Excerpt: 針刺し事故=針刺し損傷(Needle Stick Injury)は,注射針のリキャップ時が最も多く,原則としてリキャップは行わないのが原則となっています。我々の施設では片手で操作が出来、リキャップをし..
Weblog: マイアミの青い空
Tracked: 2007-07-23 10:10