2011年04月04日

被災地救護所、ノロウィルス対策

南三陸町の医療支援情報です。

避難所によってはノロウィルスの報告がちらほらとではじめていたので要注意で、救護所でも嘔吐で点滴や補液をする人が増えてきていています。アウトブレークしたら収拾がつかなくなるのは必至ですが、水が限られている以上、悩ましいところです。

現地にアルコール製剤はたくさん届いていて、仮設トイレの外には自由に使ってくださいということでおいてあるのですが、ノロにアルコールはあまり有効ではないという点が問題。(この点を知らない人も多いようです)

医療従事者の皆さんで、これから行かれる方がいたら、一般的なアルコール製剤ではなく、商品は限られますが、ノロに効く二酸化塩素の入った手指衛生剤を持っていくことをお勧めします。

医療者を媒介にして広がったら身も蓋もありませんので。

小さく小分けしていつもぶら下げておいて、すぐに使えるようにしておくのがポイントです。

※二酸化塩素手指洗浄剤は医薬品としては認可を取っていない民生品が主。そのため消毒という言葉は使わず除菌としているものがほとんどです。安全性という点で懸念がないわけではないので、その点、医療者としては要注意。一応ご自身で調べてみてください。

公衆衛生としてトイレの衛生状態については、ノロの兆しが見えたら、貴重な飲料水であっても手洗い用にまわすことを優先するよう現地の責任者に掛け合って、手洗い用水を確保+トイレ利用者への指導を行う必要もあるかもしれません。

posted by Metzenbaum at 02:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 災害支援/ボランティア
この記事へのコメント
はじめまして。さきといいます。
看護師を目指している大学受験生です!!私は手術室看護師になりたいです。そして、今回のような災害で被災した地域や国境なき医師団などで医療支援に行きたいと前からずっと思っていました!!手術室看護師のことについて、色々教えていただけるとありがたいです(^O^)/
Posted by さき at 2011年04月12日 10:20
アメリカの大学で看護を学んでいます。
ノロウイルスのことを調べていて、こちらにたどりつきました。
色々細かくかかれていて、とてまわかりやすく勉強になりました。
日本では、まったく違う仕事をしていて、アメリカで始めて看護の勉強をしているので
やはり言葉も用語も考え方も違うなとびっくりしました。←英語なので当たり前ですね(笑)
いつかは日本へ帰って仕事したいなと思うので、これからも参考にさせて頂きます。
Posted by えま at 2011年04月15日 05:40
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