2009年11月08日

AHA US BLS/ACLSインストラクターとしての活動

久々の更新になります。

ここ1-2年、私のもっぱらの関心事はBLS/ACLSのインストラクターとしての活動。

手術室の仕事そっちのけで、休みのほとんどを費やしてきました。

挙げ句の果て、やっぱり本場の世界を知らなくちゃ、ということで渡米、アメリカで American Heart Association のBLS Instructor と ACLS Instructor 資格を取得するまでになりました。

いまは、アメリカ・ハワイ州にあるAHAナショナル・トレーニングセンターの所属として、主に日本でBLSとACLSの教育活動に携わっています。

そんな最近の私の活動について少しご紹介したいと思います。



いま、日本ではAmerican Heart Associationと契約を結んで、ライセンス発行ができる団体が7つあります。

 ・日本蘇生協議会(Japan Resuscitation Council)
 ・日本小児集中治療研究会(Japanese Society of Pediatric Intensive and Critical Care)
 ・日本ACLS協会(Japan ACLS Association)
 ・日本循環器学会(Japanese Circulation Society)
 ・国際救急救命協会(International Emergency Medical Association)
 ・福井県済生会病院(Fukui-Ken Saiseikai Hospital)
 ・日本BLS協会(Japan BLS Association)

皆さんがお持ちのBLSやACLSのプロバイダーカードの裏面には、上のいずれかの団体名が英語で印字されているはずです。

しかし、私が日本で開催して発行するAHA BLSプロバイダーカードの裏面はこんな感じになっています。

AHA USプロバイダーカード

目立つのが Hawaii Region という文字。

そうなんです、私はハワイ州にあるAHAナショナルトレーニングセンターの所属なので、私が主催したAHA BLSコースは、開催場所が日本国内であってもハワイからカードが発行されます。

いま、日本にもたくさんのAHA BLSインストラクターという人たちがいますが、日本国内のAHA提携団体(上の7つの団体です)でインストラクター資格を取得した人は、原則的に日本国内でしか活動できません。

しかしアメリカでインストラクター資格を取った人には、アメリカ合衆国内はもとより、日本を含め世界中でAHAコースを開催できる権限が認められている、のです。

自由度は高いですが、日本を中心に活動しようと思ったら、これがなかなか大変。書類は全部英語ですし、すべての手続きをハワイ相手にやるので、正直言って苦労の方が多いです。

しかし、AHAをはじめ、蘇生教育はガイドラインの改定によって5年おきに変わります。そうした世界の最先端に触れていられるのは、アメリカ本国のトレーニングセンターと関わっているからだと思うのです。特にガイドライン2010が目前と迫っている今、USインストラクターであることに大きな価値を見出しています。

蘇生ガイドライン2010が発表されるのが、2010年10月。

それを元に、ガイドライン2010版のBLSヘルスケアプロバイダーコースの教材(インストラクターマニュアル、コースDVD、受講者用テキスト)が完成するのがおそらく2011年6月。

最初はもちろん英語です。

これが正式に日本語訳されるのは、おそらく2012年春過ぎでしょう。

ということで、日本でガイドライン2010版のBLSコースが開催されるまでは、あと2−3年はかかりそうです。

そんな中でもいち早く最新ガイドラインに則ったコースを展開するのはおそらくUSインストラクターでしょう。早ければ英語版リリースから数ヶ月遅れくらい、つまり2011年夏過ぎくらいにはぼちぼちと開催できるのではないかと思います。

私も、新しい英語版コースがリリースされたら、アメリカに行って情報収集してくることになりそうです。


基本はインストラクターの個人活動が中心で、日本のAHA関連団体のように「トレーニングサイト」のような活動拠点を作らなかったため、いまいち認知度が低いAHA USインストラクターですが、今年から、全体を取りまとめるホームページができたりして、少し組織的に動くようになってきました。



これまでは、USインストラクターの勤務病院とか、口コミでしか受講できなかったアメリカ本国ナショナルトレーニングセンターのAHAコースが、公募で開催されるようにもなってきています。

アメリカTC発行のプロバイダーカードと日本のITCカード、裏面のカード発行元が違うだけで基本的には等価なものなんですが、海外留学とかアメリカで働きたい! なんていう場合にはやっぱりアメリカ発行のカードの方が通りが良いようです。

そもそもアメリカの病院人事部の人とか、日本でもITCがあってAHA資格が取れるって知らない人が多いですし。

カードだけを見ると、わざわざアメリカに行ってとってきたようにも見えるUSインストラクター発行のプロバイダーカード。

つまらないことはありますが、話しの種にでも、興味がある方は、機会を見つけてUSインストラクター主催のAHAコースを受講してみてください。

アメリカ本場の雰囲気を味わえるはずです。

今のところ、埼玉、東京、神奈川、福井、岡山、鹿児島を中心に公募コースを開いています。

ちなみに東京開催の日程はこんな感じです。

● BLS for Healthcare Provider
東京都文京区/東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅徒歩5分
12月12日(土)→ 詳細
12月19日(土)→ 詳細

● ACLS Provider Course (一日コース)
東京都文京区/東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅徒歩5分
11月15日(日)→ 詳細

● PALS Provider Course(2日間)
東京都文京区/東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅徒歩5分
12月19日(土)〜 20日(日)→ 詳細

● PEARS Provider Course
東京/日本橋プラザ
11月27日(金)10:00〜16:30 → 詳細


いずれもアメリカ合衆国ハワイ州の修了カードが発行されるコースです。

最後、ちょっと宣伝でした。

posted by Metzenbaum at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急蘇生 (BLS、ACLS)
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