2015年05月15日

看護師ができる救命処置:喉頭鏡とマギール鉗子

窒息解除法といえば、ハイムリック法と腹部突き上げ法が有名ですが、これはどちらかというとプレホスピタルやバイスタンダーによるファーストエイドの話。

医療機関での「処置」としての窒息解除では、吸引や鉗子による除去がよく行われます。

吸引装置があれば、看護師ならサクッと使って救命をトライするかと思いますが、鉗子を使った除去についてはどうでしょう?

看護師でもできる応急処置:喉頭鏡とマギール鉗子
喉頭鏡とマギール鉗子


現実、あまり行われていないと思いますが、喉頭鏡とマギール鉗子を使った直視下の異物除去も看護師が行っていいことになっているそうです。

「口腔内ならびに咽頭内異物による換気不全では、直接喉頭鏡を用いマギール鉗子や吸引による直接の異物除去はは備品や設備があれば看護師が施行できる処置である。」

(篠崎正博:エマージェンシー・ケア誌 vol.18 no4 , p.12, 2005)


根拠となるのは、逆説的ではありますが、救急隊員が行える処置だから、ということのようです。医療従事者としての免許を持っていない救急隊員(救急救命士以外)でも行える処置なので、看護師なら当然できる、というロジック。

もちろん、他の看護技術と同じで、やったこともないのに訓練も受けてないのにやっていいという話ではないのはいうまでもありませんが。


また、あくまでも口腔内や咽頭内の異物だというのも一応建前上のポイントかなと思います。

喉頭展開は絶対的医行為と考えるようです。

このあたりは、新生児蘇生(NCPR)で、「ナース(助産師)でも気管内吸引はするけど、気管挿管はしちゃダメ」というあたりにも似てるかもしれません。




posted by Metzenbaum at 23:52 | Comment(4) | TrackBack(0) | 手術室の話 [ 雑談 ]