【お知らせ】 誠に勝手ながら、このブログは現在休止中という扱い にさせてもらっています。たまに記事は更新していくつもりですが、皆さまがお寄せ下さるコメントやご質問すべてにお答えするのは難しい状況にあります。ごめんなさい。引き続きこのブログが手術室看護に関する皆さまの情報交換の場としてお使いいただけたら幸いです。(2008.4.9)


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2009年11月12日

AHA PEARS(患者急変対応コース)、東京初開催

AHAのBLSとACLS、そして小児二次救命処置のPALSは有名ですが、
PEARSプロバイダーコースというのがあるのはご存じでしたか?

知る人ぞ知るPEARSプロバイダーコース。

AHA PEARS ペアーズ・プロバイダー修了カード(患者急変対応)

こんな修了カードです。

見たことある人は、まずいないと思います。

というのは日本ではこれまで4回しか開催されたことがなく、日本でこのカードを持っている人はたぶん5−60人しかいません。


PEARSは、正確に書くとP.E.A.R.S。

略語です。

何の略かというと、Pediatric Emergency Assessment, Recognition, and Stabilization.



簡単に言えばAHAのBLSとACLSには含まれない患者急変の初期評価と対応の仕方を身につける実践コースです。

「ちょっとおかしいぞ!」という直感的な「気づき」をどのように判断して診断につなげていくか、そしてどのように必要な救命処置やドクターコールを行うかという、いわばBLS以前のスキルを身につけるコースです。

ベテランの人は経験的に身につけていることですが、それを体系づけて学ぶという教育は日本にこれまでありませんでした。いわばベテランの勘所を短時間で効率よく身につけちゃおうという画期的なコンセプト。

部署にもよりますが、正直、心停止でBLS/CPRが必要な場面というのは意外と多くはありません。そうなる以前に気づいて対処すればどうにかなるということの方が多いはず。

日常業務でありがちな身近な緊急事態での対応を学べるナースにとってはうってつけのプログラムと言っていいと思います。

Pearsの P は"pediatrics"のPで、小児という意味です。しかしなにも子どもの急変に限らず、ナースが患者と接する際の診断的なアプローチの仕方を、AHA得意のDVD教材とディスカッションで学んでいきます。


そんなPEARS Providerコースが、こんど東京で初めて開催されます。

  • BLSとACLSだけでは納得できなかった方
  • 小児科ナース
  • PALSに興味があるけど受講の踏ん切りがつかなかった方
  • 日本のAHA関連団体では発行していない本場ハワイのAHAカードを手にしたい方
  • etc.

興味がある方は、この機会をお早めにどうぞ。

PEARS Provider Course
主催: American Medical Respons, Hawaii
企画: 日本医療教授システム学会(JSISH)
会場: 東京/日本橋プラザ
日時: 11月27日(金) 10:00〜16:30
受講料: 35,000円(教科書、昼食込み)

→  詳細・申し込みはこちらから


長いページですが、下から4つめにPEARSプロバイダーコースの概要と申し込みページへのリンクがあります。

posted by Metzenbaum at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急蘇生 (BLS、ACLS)
2009年11月08日

AHA US BLS/ACLSインストラクターとしての活動

久々の更新になります。

ここ1-2年、私のもっぱらの関心事はBLS/ACLSのインストラクターとしての活動。

手術室の仕事そっちのけで、休みのほとんどを費やしてきました。

挙げ句の果て、やっぱり本場の世界を知らなくちゃ、ということで渡米、アメリカで American Heart Association のBLS Instructor と ACLS Instructor 資格を取得するまでになりました。

いまは、アメリカ・ハワイ州にあるAHAナショナル・トレーニングセンターの所属として、主に日本でBLSとACLSの教育活動に携わっています。

そんな最近の私の活動について少しご紹介したいと思います。



いま、日本ではAmerican Heart Associationと契約を結んで、ライセンス発行ができる団体が7つあります。

 ・日本蘇生協議会(Japan Resuscitation Council)
 ・日本小児集中治療研究会(Japanese Society of Pediatric Intensive and Critical Care)
 ・日本ACLS協会(Japan ACLS Association)
 ・日本循環器学会(Japanese Circulation Society)
 ・国際救急救命協会(International Emergency Medical Association)
 ・福井県済生会病院(Fukui-Ken Saiseikai Hospital)
 ・日本BLS協会(Japan BLS Association)

皆さんがお持ちのBLSやACLSのプロバイダーカードの裏面には、上のいずれかの団体名が英語で印字されているはずです。

しかし、私が日本で開催して発行するAHA BLSプロバイダーカードの裏面はこんな感じになっています。

AHA USプロバイダーカード

目立つのが Hawaii Region という文字。

そうなんです、私はハワイ州にあるAHAナショナルトレーニングセンターの所属なので、私が主催したAHA BLSコースは、開催場所が日本国内であってもハワイからカードが発行されます。

いま、日本にもたくさんのAHA BLSインストラクターという人たちがいますが、日本国内のAHA提携団体(上の7つの団体です)でインストラクター資格を取得した人は、原則的に日本国内でしか活動できません。

しかしアメリカでインストラクター資格を取った人には、アメリカ合衆国内はもとより、日本を含め世界中でAHAコースを開催できる権限が認められている、のです。

自由度は高いですが、日本を中心に活動しようと思ったら、これがなかなか大変。書類は全部英語ですし、すべての手続きをハワイ相手にやるので、正直言って苦労の方が多いです。

しかし、AHAをはじめ、蘇生教育はガイドラインの改定によって5年おきに変わります。そうした世界の最先端に触れていられるのは、アメリカ本国のトレーニングセンターと関わっているからだと思うのです。特にガイドライン2010が目前と迫っている今、USインストラクターであることに大きな価値を見出しています。

蘇生ガイドライン2010が発表されるのが、2010年10月。

それを元に、ガイドライン2010版のBLSヘルスケアプロバイダーコースの教材(インストラクターマニュアル、コースDVD、受講者用テキスト)が完成するのがおそらく2011年6月。

最初はもちろん英語です。

これが正式に日本語訳されるのは、おそらく2012年春過ぎでしょう。

ということで、日本でガイドライン2010版のBLSコースが開催されるまでは、あと2−3年はかかりそうです。

そんな中でもいち早く最新ガイドラインに則ったコースを展開するのはおそらくUSインストラクターでしょう。早ければ英語版リリースから数ヶ月遅れくらい、つまり2011年夏過ぎくらいにはぼちぼちと開催できるのではないかと思います。

私も、新しい英語版コースがリリースされたら、アメリカに行って情報収集してくることになりそうです。


基本はインストラクターの個人活動が中心で、日本のAHA関連団体のように「トレーニングサイト」のような活動拠点を作らなかったため、いまいち認知度が低いAHA USインストラクターですが、今年から、全体を取りまとめるホームページができたりして、少し組織的に動くようになってきました。



これまでは、USインストラクターの勤務病院とか、口コミでしか受講できなかったアメリカ本国ナショナルトレーニングセンターのAHAコースが、公募で開催されるようにもなってきています。

アメリカTC発行のプロバイダーカードと日本のITCカード、裏面のカード発行元が違うだけで基本的には等価なものなんですが、海外留学とかアメリカで働きたい! なんていう場合にはやっぱりアメリカ発行のカードの方が通りが良いようです。

そもそもアメリカの病院人事部の人とか、日本でもITCがあってAHA資格が取れるって知らない人が多いですし。

カードだけを見ると、わざわざアメリカに行ってとってきたようにも見えるUSインストラクター発行のプロバイダーカード。

つまらないことはありますが、話しの種にでも、興味がある方は、機会を見つけてUSインストラクター主催のAHAコースを受講してみてください。

アメリカ本場の雰囲気を味わえるはずです。

今のところ、埼玉、東京、神奈川、福井、岡山、鹿児島を中心に公募コースを開いています。

ちなみに東京開催の日程はこんな感じです。

● BLS for Healthcare Provider
東京都文京区/東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅徒歩5分
12月12日(土)→ 詳細
12月19日(土)→ 詳細

● ACLS Provider Course (一日コース)
東京都文京区/東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅徒歩5分
11月15日(日)→ 詳細

● PALS Provider Course(2日間)
東京都文京区/東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅徒歩5分
12月19日(土)〜 20日(日)→ 詳細

● PEARS Provider Course
東京/日本橋プラザ
11月27日(金)10:00〜16:30 → 詳細


いずれもアメリカ合衆国ハワイ州の修了カードが発行されるコースです。

最後、ちょっと宣伝でした。

posted by Metzenbaum at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急蘇生 (BLS、ACLS)
2009年08月05日

改訂新版「短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒になれる本」看護学士取得

すっかりこのブログのサブテーマのひとつになっている学士(看護学)取得の話題ですが、私が看護学士取得に乗り出すようになって、もう3年近いの月日が経ってしまいました。

通信制大学で単位を積み上げて、学位授与機構にするという方法は昔からありましたが、ここまでメジャーになったのは、なんと言っても「短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒になれる本」のおかげでしょう。

難解な学位授与機構申請の方法をわかりやすく解説してくれたガイドブックがなければ、看護師の間で学位取得がここまではやることはなかったと思います。

そんな「短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒になれる本」の改訂版がつい先日、発売開始になりました。



以前とはサブタイトルが少し変わって、「総予算25万円で看護学士に!大学評価・学位授与機構活用法」となっています。前回は20万円でしたが、放送大学の学費値上げで、こうなってしまったのだとか(笑)

それでも、情報量は以前にも増して、放送大学以外で単位を積み上げる方法についてもかなり詳しく書かれています。最近の看護協会ニュースの広告を見ると、通信制大学の中には「学士(看護学)取得コース」みたいな学位授与機構申請を前提としたパッケージカリキュラムを宣伝している大学が増えてきています。

その中でも放送大学を一押しというスタンスは変わらないのですが、大学によっては単位認定試験が全部インターネット上で家にいながらできる大学があったり、看護師免許を持っていると自動的に単位既得と見なしてくれて結果的に安く早く単位が積み上げられる大学があったりと、大学選びのリサーチも補強されていて便利です。

あらゆることが最新情報に補完されていて、ますます看護師の間で学士取得ブームが盛り上がりそうです。


あと、もう一点変わったのは、旧作の中ではすべて一冊にまとめられていた「学習成果レポート」作成方法のセクションが、独立して別の本になったというところでしょうか。

放送大学での単位取得は意外と簡単ですが、その先の論文作成の段階でつまづく人が多かったようで、論文作成の部分に関しては詳細な解説本として別に切り分けられました。



ということで、この2冊をもって、学位取得を目指す人のパーフェクトガイドのできあがり、という構図のようです。


まずは改訂新版「短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒になれる本」で、看護学士取得のプロセスと、通信大学の選定・入学・単位の取り方がカバーされています。

その後半年から1年後くらいでしょうか。学修成果レポートの作成と学位授与機構への申請を考えるようになったら、「短大・専門学校卒ナースがもっと簡単に看護大学卒になれる本 2週間で書ける学修成果レポート!大学評価・学位授与機構で学士(看護学)をめざす」を参考にして論文作成。

こんなふうに活用していくと、きっと誰でも簡単に学士(看護学)が取得できるはずです。

私なんかも、学修成果レポートはこんなもんでいいのかなと手探り状態でおっかなびっくり(?)書いたものですが、こんなふうに一つの指針があればずいぶんと書きやすいよなと思います。

いい時代になったものです。

ということで、有利な条件は整っています。
少しでも興味がある人はぜひ看護学士取得、目指してみてくださいね。



※その他看護学士取得関連の話題は こちら にまとめてあります。
posted by Metzenbaum at 00:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 学士(看護学)取得
2009年08月02日

レーシック集団感染−眼科業界の衛生水準の問題

今年2月から問題になっていた視力矯正手術レーシックでの集団感染事件ですが、ここ最近またマスコミで騒がれていますね。

ニュースキャスターや識者が「医者としてあり得ない」とか、いろいろコメントしていますが、手術室勤務の皆さんはどう感じてらっしゃいますか?

私の率直な感想は、ようやく表に出たんだな、という感じです。

これまで衛生管理が問題にならなかったのが不思議なくらい。

ただ、それは保険適用外のレーシックという「商売」に限った話ではないと思っています。

どちらかというと、外科医である眼科医全体の衛生観念の欠如が問題ではないかと思います。

皆さんの施設でも白内障の手術が行われていると思いますが、きちんと衛生管理されていますか?

1日に10件も20件も白内障手術をしていると、器具の処理がないがしろになったりしてませんか?

問題もあるのであまり詳しくは触れませんが、以前、私の関連していた施設では、眼科手術に使うディスポーザブルのメス(ナイフ)を使いまわしていました。

使い捨てのものを使いまわす時点で問題と言えば問題ですが、驚くのはその処理の仕方。ヒビテン(グルコン酸クロルヘキシジン)入りの超音波洗浄機で薬液消毒するだけなんです。

ご存じのように人の体の中に入る手術器具に関しては「滅菌」が必要とされています。

マスコミの方たちはこのあたりの医学的常識をご存じないので消毒と滅菌を混同しているコメントが見られましたが、メスなどの手術器具を「消毒」レベルで術野に出すというのは、ふつうはあり得ないことです。

想像してみてください。開腹術で床に落としてしまった鑷子をアルコール綿で拭いて術野に戻すなんて、まず考えられないですよね?

で、私はこの眼科の消毒(しかも中水準のグルコン酸クロルヘキシジン!)器具の使いまわしを問題と思ったので、職場内で問題提起して、眼科医にも掛け合いました。

そうしたら眼科医からは驚きの答えが。

「どこもこうやってるよ。うちが衛生水準が低いとは思わない。現に感染だって出てないし」

他科手術では消毒レベルの器械を出すなんてあり得ないし、ガイドライン的にも推奨されていないという点を伝えても、眼科の世界ではそれがあたりまえのようで、聞く耳を持たず。

そこで、本当に眼科業界ではそんな認識なのかを知るために、眼科手術の教科書をいくつも紐解いてみると、、、、

ホントにそうなんです。ほんの数年前に出版された眼科手術の手技書の中に、ディスポーザブルメスの消毒処理法を得々と解説しているページを発見。

本来は使い捨てであるが経済的にそういうわけにもいかないので、私はこのような方法を採っているというような個人署名の記事でした。

暗黙のうちにやっているならまだしも、ある意味不法行為とも言うべきことを堂々と活字にして、しかもそれが手術手技書という教科書へ記載している神経が驚きでした。

古い認識で書かれた昔の本なら、納得できますが、思わず何度も発行年を確認しちゃいました。

こうなると、うちの眼科医の頭が固いのではなく、眼科業界全体が日本の医療衛生水準から遅れていると考えざるを得なくなります。

この点は、他病院への内々のリサーチもしてみましたが、やっぱり他科と比べて衛生水準が低く、ナースたちもそれを問題に感じつつも、昔からの慣習と眼科医の言い分に流されて今まで来ているようです。

その後、私のいた病院では、病院の感染対策室を巻き込んで、どうにか改善にこぎ着けましたが、それまで2年近くかかっていますし、個人的にイヤな思いもいっぱいしました。幸い、問題が大きくなる前に手が打ててよかったと思っています。

そんなわけで、眼科自体、こんな水準ですから、いつか問題が起きるだろうなとは思っていました。それが今回たまたまレーシックというのは、ある意味残念です。

レーシックという保険診療外での出来事だと、それが眼科医全体の意識というよりはレーシックの問題として限局して捉えられてしまうからです。


この点、眼科手術の実態を知っている数少ない存在である手術室ナースの皆さん、どう考えますか?
posted by Metzenbaum at 13:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 手術室の話 [ 雑談 ]
2009年07月14日

看護師教育、大卒標準へ

日本看護協会の「協会ニュース」の号外が出たのをご存じですか?

看護協会ニュース「大卒標準へ」

保健師助産師看護師法を含む看護周辺法規の改正案が、衆議院本会議を通過、2010年4月から施行されることが本決まりとなりました。


いろんな条項が盛り込まれていますが、なんといっても大きいのが、写真の見出しにもなっている、看護師教育が大学卒業が標準となる点が明示されたこと。

これで、かつての准看護師制度と同様、看護専門学校が縮小閉鎖の方向へ動くことが加速化しそうです。

准看護師と違って、現行の看護師免許は大卒でも専門学校卒でもまったく同じですから、免許制度上の格差はたぶんないと思いますが、病院内での処遇は大卒と専門学校卒でますます違ってきそうです。

わかりやすいところでは、今後は管理職になるためには大卒じゃないとダメってことになるでしょうね。

まあ、もっともいまの病院制度の中では、師長や看護部長への昇格を虎視眈々と狙っている、なんて奇特な方はそうそういないと思いますが(笑)
posted by Metzenbaum at 23:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 手術室の話 [ 雑談 ]
2009年06月13日

イメージが固まるまで

かねてから準備を進めていた学会のイベントが終了し、ほっと一息の土曜日。

これから頭を切り替えて、頼まれていた単行本に載せるエッセイ約10枚(原稿用紙)に取り掛かります。

数日前に急にきた原稿依頼で、それを受けたときは学会準備で頭がいっぱい。でもまあ、何とかなるだろうと思って引き受けちゃいました。

で、いまそのネタをあれこれ考えているのですが、、、、


ここで思うのは、文章を書くにしてもイベントを成功させるにしても、なにかをアウトプットするにはイメージが固まっていることが重要なんだなという点。

普段すらすらと筆が進むことって、要は日ごろから頭の中であれこれ考えていて、内容や主張が大きなイメージとして固まっているからこそ、文字という形になって外に吐き出せるのだと思います。


今回の原稿依頼は急な話で、これまで頭の中で考えをこねくり回す時間がまったくなく、いまからはじめた段階。

だからちっとも筆が進みません。



依頼がきたとき、あまり考えずに直感で「これなら書ける!」と踏んで、引き受けました。

一応そのときのインスピレーションが小さな点として中核にありますから、その周辺を膨らませてある程度の大きさになったとき、初めて文字として出せるような、そんな気がしています。

こんなときは、パソコンの前に向かっていたずらに文字を打っても、骨格がしっかりしていないから、流れが迷走するだけ。


そこで、私はお風呂に入ります。

で、ぼんやりと頭の中でイメージを膨らませてみます。

いちばん効果的なのは、自宅のお風呂ではなく、温泉だったりスーパー銭湯なんかにいって、数時間を費やすこと。


文字情報が目に飛び込んでこない環境で、何もしない必然性がある空間が重要です。

そうして、イメージが形になってきて、行ける! と思えるようになったら、一気に書き始める。


思えば、これまでもそんなパターンでいろんな場面を乗り切ってきたんだなぁ、と思いました。

そんな手ごたえを感じて、いまパソコンに向かい始めたのですが、なぜか肝心の原稿ではない、こんな駄文を書いている私。


現実逃避?

締め切りまであと数時間。
posted by Metzenbaum at 22:12 | Comment(3) | TrackBack(0) | 手術室の話 [ 雑談 ]
2009年05月17日

看護学士としての初仕事―大学非常勤講師

今日はとある大学の非常勤講師としての初仕事でした。

約100名の学生さんたちを相手に90分の講義。

いや〜、緊張しました。

思いのほか、学生さんたちの反応もよく、こちらからの問いかけに答えがきちんと返ってきてうれしかったです。

私自身は学生時代、そんな素直な学生だったかなぁと過去の自分へちょっと反省してみたり(笑)



それにしても看護専門学校卒の私が大学の教壇に立つようになるなんて、これも学士(看護学)を取っておいたからかもしれません。

経緯は複雑なので割愛しますが、もともととある大学の先生が私がネット上に発表していた文章に目を留めてくださったのがはじまりで、講師としての打診をうけました。その時点ではまだ看護学士は取れておらず、ただの専門学校卒ナース。

その後、大学に履歴書を送る段階ではギリギリ学位記が届きましたので、堂々と学歴に学位(看護学)と記載。

それで、晴れて大学の教授会(?)の審査をクリア、というわけです。

ふつう大学の専任教員であれば最低でも修士。でも非常勤ですから、もしかしたら学歴がなくてもOKだったのかもしれませんが、ここはひとつすべては学位のお陰ということにしておきたいと思います(笑)


いままで学士(看護学)取得の経緯を綴ってきて、その結末はまったく評価されず、自己満足に終わったと言うところで完結していました。

でも今は自信をもって語れます。

学士(看護学)を取ったら大学講師の仕事が舞い込んできました! と。

今後の可能性の広がりが楽しみです。



追伸: 皆さま、コメントに個別にお返事できずにゴメンナサイ!
posted by Metzenbaum at 01:15 | Comment(6) | TrackBack(0) | 学士(看護学)取得
2009年04月28日

当直時間はすべてが労働時間と地裁判決

病院の労働条件を巡って画期的な判例がでました。

医師の当直は、実働分だけではなく、その当直時間すべてが労働時間であるとのこと。

当直(宿直)についてご存じない方はピンとこないかも知れませんが、とにかくすごいことなんです。

詳しくは下記の朝日新聞記事をご覧下さい。

http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000904230003

医師とおなじ当直業務をしている手術室看護師(病院にもよりますが)にとっても切実な問題です。

新聞記事はそのうちウェブから末梢されてしまいますので、必要な方は早めにプリントしておくことをお薦めします。


posted by Metzenbaum at 03:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 看護師の労働条件
2009年04月05日

新人オペナースのための参考書案内

4月、新入職者の季節です。

うちの病院に就職してきた60名の新人ナースたちは、先週は病院全体のオリエンテーションで、いよいよ来週から配属部署への勤務が始まります。

今年、私のオペ室には4名のまっさらの新人さんたちがやってきます。

病院全体の懇親会があって、私は一足先に皆さんにお会いしたのですが、やっぱり聞かれるのは「いまからどんな勉強したらいいですか?」という点。

部署配属が発表になったのは数日前だというのに、すでに3冊もオペ室関連本を買ってきました、なんて気合いの入った子もいて、頼もしいかぎりです。

オペ室業務は看護学校でもあまり習わないし、何をするのかイメージが付かず、参考書もあまり出回っていないので、新人さんたちはどうやって勉強したらいいのか、病棟勤務者に比べて悩むことが多いみたい。

このブログの中でも、多い質問が「参考書を紹介してください!」だったりしますからね。


私自身、本好きで本屋のはしごで1日つぶせる人間ですから、このブログの中でもこれは! と思う本をたくさん紹介してきました。

過去ログを読んでいただければと思うのですが、あまりに散在しすぎているので、4月のこの時期、まとめてみました。

これから一人前のオペナースを目指す皆さま、参考にしてください。


まず、オペ室配属になって手術室での仕事の全体像を把握することが先決です。そこでお勧めなのが 手術室の中へ―麻酔科医からのレポート (集英社新書) です。

手術室の中へ―麻酔科医からのレポート」(弓削孟文:集英社新書)麻酔科医が一般向けに書いた手術室での仕事の流れを解説した本です。実は一般市民向けとしてはちょっと難しい内容なのですが、これから手術室で働こうとするナースにとってはちょうどいい感じの本になってます・普通の新書なので値段も手頃。本格的なオペ業務に入るまえにさっと目を通しておきたい本です。

手術室の仕事は「器械出し業務」と「外回り業務」に分かれますが、ここで重要なのは麻酔看護という視点。

よく、プライベートで「看護師です」と自己紹介すると「何科の看護婦さん?」と聞かれますが、皆さんは強いていうなら麻酔科看護師、ということになります。

麻酔のエキスパートであることが手術室看護師に求められていますが、本職である麻酔科医師からみてオペ室ナースはどうあるべきかという点も、この本から読みとれると思います。

次に目を通すべき本としては先日紹介したばかりの『徹底図解 手術と解剖のしくみ―盲腸の切除術から最先端の内視鏡手術まで』(坂井建雄、新星出版、1680円)でしょうか。これも一般人向けなので読みやすいです。主に器械出し業務に役立つ情報がカラーイラスト豊富に紹介されています。

徹底図解 手術と解剖のしくみ―盲腸の切除術から最先端の内視鏡手術まで


オペ室では外科系すべての手術を扱いますので、ひととおりの経験ができるまでは3年はかかると言われています。つまり最初の3年は次々とずっと新しいことが入ってくると言うことです。幅広く書かれているこの本は、そんな数百もある術式に対応するために辞書的にも使えると思います。

カラーイラストでみる外科手術の基本―ILLUSTRATED BASIC SURGERYさらに実際の器械出し業務に入っていったら役に立つのが「カラーイラストでみる外科手術の基本―ILLUSTRATED BASIC SURGERY」です。

手術室看護師もしくは研修医向けの「外科手術の手技基本本マニュアル」みたいな感じで、とにかく器械出しの基礎固めには最適な本。

さらに器械出しを極める、もしくは手術器械に詳しくなりたいという人には「カラーイラストでみる外科手術の基本―ILLUSTRATED BASIC SURGERY」がお勧め。

うちの病院ではどちらかというと、ナースより研修医や新人外科医が熟読している姿がよく見られました。かなりマニアな(トリビア的な?)知識を深めることができると思います。

さらに、各科の具体的な器械出し業務に入っていったときに役立つのがメディカ出版の手術室完全マスターシリーズがお勧め。比較的薄い本ですが、カラー写真入りで視覚的にすごくわかりやすいです。

nouge-kikaidashi.jpg

順次刊行されていくみたいで、今のところ次のようなラインナップです。


消化器外科の器械出し―カラー写真で理解する手順・ポイント・テクニック
整形外科の器械出し―カラー写真で理解する手順・ポイント・テクニック
脳神経外科の器械出し―カラー写真で理解する手順・ポイント・テクニック

ここまでくれば、基礎はバッチリ。あとは足りないとすれば、麻酔看護についての専門的な本はなにか一冊欲しいところです。(現在探し中)

その先は応用編になるかなと思います。
posted by Metzenbaum at 03:41 | Comment(9) | TrackBack(1) | 手術室の話 [ 雑談 ]
2009年03月29日

学士(看護学)を取るということ

一昨年から去年の約1年をかけて、学士(看護学)取得に取り組んだのですが、終わってみると意外とあっけなかったなぁと感じます。

2期に渡る放送大学での単位取得は、忙しかったのは単位認定試験の前日と当日だけでしたし、"学生に戻る"といっても日常生活は何にもかわりませんでした。

大学単位認定試験は、たいていの場合「常識」的な判断で解けますから苦労はあまりありません。でもどんな人でも学修成果レポート作成にはそれなりの努力は必要なはず。

そうなると、やっぱり看護学士取得でのいちばんのイベントは、学修成果レポート(≒学位認定論文・卒業論文)作成だったと思います。

学位授与機構で看護学士を取る場合のキモは、この論文作成にあるといっても過言ではないでしょう。


ちょっと話を一旦止めますが、学士(看護学)を取得することでどんなメリットがあるのでしょう?

いちばんわかりやすいのは、大卒扱いとなって勤務病院での俸給表が変わるというパターンですが、私の場合も含め、すでに在職中の人の場合はなかなかかなわないことが多いようです。(転職に関してはいい話もよく聞くのですが)

勤務病院が、看護学士取得を評価してくれなかった場合、学士取得の意味がないのかと言われれば、私はそんなことはないと断言します。


私が考える学位授与機構を通した学士取得のメリット。
それは「主張できるナースになれること」だと思っています。

これは、主に学修成果レポート作成のプロセスのことを言っているのですが、看護専門学校卒の看護師の場合、ケースレポート等で叙情的な長めの文章は書き慣れていても、ひとつのテーマを理論立てて組み立てて、長文レポートにまとめる訓練はほとんど行われていないはずです。

大学評価・学位授与機構ではA4レポート用紙で10〜17枚の学術論文形式の「学修成果レポート」の提出を課していますが、この作成過程で学べることは「自分の主張をいかに客観的に人に伝えるか」ということだと思うのです。

看護師として仕事をする上でいろいろ不満もあると思います。それを愚痴るのは誰でもできますが、それを「気付き」として業務改善につなげていくのは、病院組織の中ではなかなか難しいことです。

そんなとき、役立つのが「学修成果レポート」作成過程で身につける論理的思考とその表現方法だと思うのです。

これは私の場合ですけど、この4−5年間、所属の手術室や病院全体の様々な問題点を所属師長や安全対策委員会、職員課長などに訴えてきましたが、みんな話は聞いてくれますが「そうだね、それは難しい問題だね」というだけで、なかなか行動には移してくれません。

何回か言ってダメなら、最後は文章の形でまとめて提出します。すると意外とサラッとことが進んでいくんですよね。そこで学んだことは本当に何かを変えたければ口頭ではダメ。形に残る文書にしなければということでした。(このあたりの具体的な取り組みは「看護師の労働条件」の過去記事をご覧下さいな)

愚痴なら誰でも言えますが、それを文章にしようとすると、結局自分が何を言いたいのかわかっていないということがわかったりもします。そして本当に自分の主張が正当性があるのか、妥当なのかという点も自分自身に対して明白になります。

こうした思考過程はまさに学修成果レポート作成の初期段階と同じです。

さらに自分の主張の正当性を増すために、他の病院ではこうしているというのをわかってもらうために、似たような取り組みについての雑誌記事のコピーを添付したりするとより効果的です。

論文作成とまったく同じですね。

つまり、自分の主張を論理的に文章にまとめて根拠をもって人にプレゼンテーションできること。これが大卒レベルのひとつの指標だと思います。

それはなにも論文作成だけではなく、日頃の業務の中でも普通に活かせる意味のあるスキルです。

そうした思考訓練が、学修成果レポート作成というステップであり、それをクリアした人だけが学士認定を取れるというのは意味のあることだと思います。

何のために学士(看護学)取得を目指すのか、動機は人それぞれでなんでもいいと思います。

でも、それをクリアできたということは、アカデミックな意味で大卒レベルと認定されたわけですから、ただ証書(学位記)に満足するだけではなく、自然と身についたはずの論理的思考過程をぜひ活かしてほしいと思っています。

大卒ナースと専門学校卒ナース、どっちが仕事ができるかというような議論がよくありますが、臨床実務では違いはまったくないにしても、もしかしたら、病棟カンファレンスや、委員会の会議の場での発言やプレゼンテーションで、やっぱり「あの人は違う」というふうなことになるかも知れません。

せっかくの努力の結果を、どこかで活かせる場が見つかるといいですね。
posted by Metzenbaum at 14:17 | Comment(4) | TrackBack(0) | 学士(看護学)取得
2009年03月28日

手術室看護師としての新年度の目標

またもや季節が巡って、このブログをはじめてから何度目かの4月を迎えます。

4月といえば、手術室にも新人ナースが入ってくるフレッシュな時期。

もしかしたら、理想のナースの仕事像とのギャップに悩む人もいるんじゃないかと、毎年この時期には、新人オペ室ナース向けにポジティブなメッセージを投げかけてきたつもりですが、今年は、、、、、、スイマセン、ネタがありません。

ということで過去記事で申しわけありませんが、こんなページへのリンクを張らせてください。

『オペ室ナース1年生にエールを!』(2008年04月08日)


プリセプターやら新人教育担当やらをはずれた去年の1年間。まあ、別のことに必死になっていて忙しかったというのもあるのですが、オペ室内の現場教育からはすっかり遠ざかってしまった気がします。

新しく入ってきた1年生の子たちとも、なんとなく距離が遠いままになってしまっているような。。。


4月も間近なこの時期になって、そんな今までと違う自分に気付くようになりました。

思えば去年は大学で看護学なんてものをまた勉強しなおしてみたり、看護師教育制度を巡って論文みたいなものを書いてみたりと、別の視点から教育を振り返っていたような気もします。

学士(看護学)を取得した今は、今度は学士(教育学)の取得を目指して動き出したところでもありますし、幸運なことにこの4月からは大学で非常勤講師をさせてもらうことも本決まりとなりました。

なんとなく自分の中のベクトルが"教育"へ向かいはじめている今日この頃。

手術室に新しいスタッフがくるという自分自身ワクワクする気持ちを昇華させるためにも、手術室内の教育にもまた力を入れようと思っています。


自分自身がこれまで看護の世界で受けてきた"教育"は決して良いものではありませんでした。どちらかというと児童教育の延長だったと思います。

このブログの中でも何度も書いていますが、大人が大人に教えるためには、押付け教育・詰め込み教育である児童教育の手法は非効率的で、むしろ害になることが多いことが知られるようになってきました。

アメリカ心臓協会の公認インストラクターになったことで学んだ成人教育・インストラクショナル・デザイン。それを手術室の現任教育の現場で活かす、そしてできれば体系化して職場の教育システムとして定着させる。そんな目標を据えて手術室内で活動していきたいなと思っています。

なんだか来年はもう今の手術室にはいないような気がするので、最後の仕事としてなにか残していきたいなぁ。
posted by Metzenbaum at 03:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 手術室の話 [ 雑談 ]
2009年03月01日

看護師長のための労働基準法基礎知識

月に数回は本屋をはしごして、丸一日を過ごす私ですが、今回の収穫はこちら。

ナーシングビジネス誌
Nursing BUSINESS Vol.3 no.2
(2009年2月号)
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ナーシングビジネス誌は、比較的最近刊行された新しい看護雑誌で、主に看護管理や病院経営など、看護のビジネスとしての側面に着目した雑誌です。

今回の特集記事は「もう悩まない 勤務スケジュール 作成の基本を学ぶ」というもので、別に管理職でもない私にはどうでもいい内容。

普段はあまり手に取らない雑誌なのですが、なんだか気になるものがあったんですね。

なにげなく中を見てみたら、思わず「あった〜」と心の中で叫んでしまいました。

「これだけは知っておきたい労働基準法の基礎知識」(高平仁史、p.24〜31)

勤務表を作成する看護師長さん向けに書かれた記事ですが、有給をくれないとか時間外を勝手にカットするような、あまりに無知な師長さんにお困りの皆さんにもぜひ読んでもらいたい記事です。

これまでこのブログの中でも何度も指摘していますが、有給休暇を請求したら病院にはそれを拒否する権利はありません。つまり皆さんは理由はなんであれ、休みたいときに休む権利があるんです。

強制参加させられる病院内の勉強会。これも業務と見なされますので、時間外手当てがつきます。

そんなの社会人としての常識なのですが、病院は非常識の世界。あまり知られていません。正当な主張をしてそれが通らなかった場合。そんなとき「エビデンス」としてこの記事のコピーを手元に置いておくといいかも知れません。

新しい雑誌なので、病院図書室などにはあまりないかも知れませんが、どこかで見かけたらコピーを取っておくことをお薦めします。

参考まで、雑誌連動関連記事としてメディカ出版のウェブで、当直業務に関する法律的な解釈が解説されていました。当直業務のあるオペ室ナースの皆さん、是非読んでみてくださいね。

『ナーシングビジネス』3巻2号FEATURE連動企画 本誌で掲載しきれなかった「当直勤務」解説!



posted by Metzenbaum at 22:45 | Comment(4) | TrackBack(0) | 看護師の労働条件
2009年02月01日

放送大学単位認定試験

どうも、ご無沙汰しております。

ここのところ、週末の度にAHA-BLSやACLSの講習で日本全国を飛び回っていますが、昨日・今日は地元で放送大学の単位認定試験。

去年8月に無事に学士(看護学)が取得できて、その申請の関係で放送大学は中退していたのですが、申請修了後の10月から再入学しました。


学士(看護学)に続いて、今度は放送大学卒業[学士(教養)]と、学位授与機構で学士(教育学)の取得を目指して、せっせと単位獲得に励んでいるところです。



もう3期目で、放送大学の単位認定試験にもすっかり慣れてきました。

例によって、放送授業は一切視聴してません。

言いにくいのですが、日々の学習もぜんぜん。。。

一夜漬けをするわけでもなく、いまは専ら当日だけの学習でどうにかやってます。

毎日コツコツとというのもいいんでしょうけど、私には性が合いません。

教科書を読むにしても、切羽詰まらないとダラダラと漫然としてしまってちっとも進まないので、最近は当日、テスト直前に集中的に教科書を読み込むことにしています。

そうするとすごく効率がいいです。

それでも1日に4−5教科というと、それなりに計画的にやらないと厳しいこともあります。

そこで、私なりの放送大学単位取得必勝法について、少々。

あくまで単位取得法ですから、マジメに勉強をしたい方には向きませんので、その点、ご理解の程をよろしく。


まず、余計な労力を使わず単位を取るなら、やっぱり単位が取りやすい教科を狙うのは当然のこと。

幸い、放送大学のシラバスには、過去の科目毎の平均点が載ってます。
平均点が高い教科はそれだけ試験が簡単、というひとつの目安となります。

それが表情報だとすれば、もうひとつ裏情報として放送大学の単位認定試験の過去問情報が集まっているサイトを見ると、試験の難易度や雰囲気がつかめます。

例えば、

「放送大学試験対策研究会」
 http://cyberconsul.com/enet/

とか。

こうした前情報を駆使して、確実に取れる科目を選ぶのが第一のポイントです。

続いてのポイントは、試験当日に勉強時間が確保できるように時間割を組むこと。

理想は、1教科おきに空き時間を作れるといいですね。

試験直前の限られた時間というのは、自分でも驚くほど集中力が高いです。
これは個人差があるかもしれませんが、私の場合、試験直前の1時間は平時の2−3時間分に相当するんじゃないかなという気がします。


以上のようにすると、半期のうち、放送大学のために必要な時間は、試験受験日と中間テスト(?)の回答に要する1日だけ、つまり2日間の時間的拘束だけで単位が取得できます。

私はこれまで放送大学で約40単位(今試験分は含まず)を取得していますが、そのために費やした時間は1年間のうち計6日です。

社会人だと働きながら大学を卒業するのは難しいとかよく聞きますが、そんなことは決してないと断言しちゃいましょう。

最後にちょっといいわけがましいことを書きますが、こんな単位取得のためだけの勉強法でもそれなりに生涯学習の効果はあります。

今回は教育学士狙いのため、まったく専門外の教育関係の単位を取っていますが、たった1時間の教科書読み込みでも、新しい考え方に触れて、自分の興味の幅が拡がってきているのを感じています。

特に心肺蘇生法の教育との絡みで成人教育・社会教育に興味があるのですが、今回の試験勉強を通して、日本の教育界での成人教育の位置づけの大枠は把握できたと思っています。

勉強とは何なのか? 既成観念で捉えがちですが、どんな勉強方法であってもそれは知の入り口であることは間違いありません。

肩肘張らずに人生のゲームとして、勉強を楽しみたいと思っています。


posted by Metzenbaum at 12:58 | Comment(4) | TrackBack(0) | 学士(看護学)取得